還付金詐欺の「出し子」が裁判で吐露した“逮捕されても抜け出せない地獄” こうして犯罪者は次の犯罪に手を染める

一度ハマると抜け出せない不条理な世界なのです(画像はイメージです)

窃盗未遂の罪で裁判を受けていた黒沢健太郎(仮名、裁判当時40歳)には数年前にも窃盗未遂罪での前科がありました。前回裁判では懲役2年4ヶ月の実刑判決を受け服役をしたにもかかわらず彼は再び同じ罪を犯し捕まってしまったのです。

犯行は前回も今回もほぼ同じものです。

彼は詐欺グループの一員でした。そのグループは市役所職員と偽って「還付金を振り込む」という名目で高齢者からキャッシュカードを騙し取る、という手口の還付金詐欺を繰り返していました。彼は騙しとったカードを使って現金をおろす、いわゆる「出し子」の役割で犯行に加担していました。

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