本サイトが報じたタイの違法民泊騒動 ついにタイ政府機関が汚職取り締まり捜査に動いた 渡航時は注意を!

本件を、タイの汚職防止機関が捜査へ

本件の酷い贈収賄疑惑事件を受けて、タイ政府の汚職防止機関が捜査をすることがわかった。

タイ政府は現在、プラユット首相が汚職問題の解決に向けての取り組みをしており汚職取り締まり機関が設立されている。

そして本件の事件について捜査に乗り出すのは、PACC(タイ公立汚職防止センター)というプラユット首相が直轄する汚職取り締まり機関だ。

今回、捜査に乗り出したPACCはコメントで、

「PACCでは、汚職問題の摘発に尽力していますので、日本の企業、個人の皆様も、問題があればPACCに是非御相談下さい」

とコメントしている。

汚職問題が蔓延しると本事件のように、タイに外国人の法人、個人が投資をしても、その権利がまともに守られる事はなくなってしまう。タイ政府の汚職取り締まりの努力により、汚職問題の解決が期待される。

尚、今月の事件の主因であるタイのレイモンランド社は現在、日本の大手デベロッパーである東京建物(東証一部上場、代表取締役野村均取締役)との共同事業でバンコクに「Tait12」「THE ESTELLE」の2物件を発表、現在は東京建物の名前を使って大々的に宣伝、販売を行っている。東京建物と言えば、一般の人にも「Brillia(ブリリア)」というマンションブランドなどが有名な大手デベロッパーだ。

バンコクの共同事業の物件でも、東京建物の物件だからという事で安心して買っている人も多いだろう。しかし、レイモンランド社がUnixxでこのような事件を起こしている中で、この東京建物の名前が付いたレイモンランド社の物件を買った人は、Unixxと同様の状況となってしまうのではないだろうか。

このように、多くの日本の企業や個人が被害に巻き込まれかねない問題となっているのだ。タイ政府の汚職取り締まり機関が捜査に乗り出す事がわかった本事件。タイ政府による、この事件の全容の解明が期待されている。(取材・文◎西山哲治)

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