『適材適所』とは笑わせる 謝ったら済む話ではない安倍政権2大臣の卑劣な失言 さあ、どうケツを拭く!
まず先に河野大臣の発言だが、報道されているように自身の政治パーティーで、甚大な被害をもたらした台風を引き合いにだして、「私は雨男と言われました」「私が防衛大臣になってから台風が三つ」と言ったことが被害者に対して不謹慎である、との意見がでた。もっとも、「その度に、災害派遣、自衛隊は出てくれています」と述べ、所轄である自衛隊の意義を強調したものであることは文脈でわかる。
安倍政権と対立する朝日新聞系列である『報道ステーション』が速報で報じた経緯などもあり、百歩譲って“揚げ足取り”というのも穿った見方と言えなくもないが、それを差し引いても軽率な物言いであったことは否めない。次期総理候補のひとりとも言われる人物にしては、やはりお粗末である、と言えよう。
そして、この河野発言と比べ物にならないのは、萩生田発言である。報道等で周知されているよう、10月24日、BSフジの番組において英語民間検定試験について述べた言葉が大問題となった。番組内で、高額な受験料や都市部に偏った受験会場など公費がかかわる部分に、地域格差や経済格差で不公平が出てくるという懸念について、「自分の身の丈にあわせて頑張ってもらえれば」と述べたのである。