『適材適所』とは笑わせる 謝ったら済む話ではない安倍政権2大臣の卑劣な失言 さあ、どうケツを拭く!

寅さんではないが、「それを言ったらお終いよ」と言いたくなる。そもそも憲法で保障された教育機会の平等性を否定するかのような発言を、文部科学大臣がするということは、これを無視(軽視)しているのか、あるいは無知なのかどちらかと言わざるをない。少なくとも、そのような認識の人物が大臣という地位にいてはいけないだろう。

つまり、河野発言は軽率だが陳謝すれば済む話だが、萩生田発言は謝ったからと言って済む話ではない。なぜならそれは担当大臣としての適正の問題だからだ。ましてや、組閣の度に安倍総理がいう「適材適所」からは程遠い。

しかし、このような発言を聞くにつけ、萩生田大臣個人がというより、自民党自体に「(野党がだらしないので)何を言っても大丈夫」という緩み・驕りを感じる。考えようによっては、盤石に見える安倍政権の内側では、目に見えないヒビが入り始めているのか。(文◎内藤仁)

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