宮迫博之はなぜ明石家さんまを選んだのか 吉本興業内で急速に支持率が下がり始めた松本人志
会長の大崎氏は、ダウンタウンの育ての親で、岡本社長は元マネージャー。副社長の藤原氏は『ガキ使』や『笑ってはいけない』シリーズでお馴染みのようにダウンタウンとは近しい存在です。恩義を感じている松本が彼らを擁護し、守ってやりたい気持ちも分からなくはないですが、しかしそうした一方で別の目論見が、ことを複雑化させていると吉本事情に詳しい関係者は話します。
「ずさんな芸人管理もそうですが、実は今回の闇営業問題で最も浮き彫りとなったのは吉本内部の力関係。面白いことに、例の〝松本、動きます〟の直後、明石家さんまさんが宮迫を自分の会社で預かると明言し、世間を驚かせました。それを受けて、今度は松本がワイドなショーでロンブー亮をどうにかしたいと、彼に手を差し伸べるような発言をしました。ロンブーに関して言えばすでに相方の淳が、亮と吉本を繋げるための会社を立ち上げましたが、実はそんなことをしなくてもしっかり繋がっていて、その会社のバックは大崎会長なんですよ。会長が以前作ったオフィスビルの中に、淳の新会社を置いたんです。年末のワイドなショーに淳がゲスト出演することになってるのも、松本と会長の息がかかっているから。先輩である松本が動いて亮の復帰への道を作るというシナリオの方が、構図的にも美しいですよね? このように松本は会社の汚名挽回をしながら、吉本を裏で操り、そしてさんまさんより自分の方が力を持ってると、世間に見せつけているんです」
実はずっと前から明石家さんまと松本人志の間には因縁めいたものが渦巻いていたと前出の関係者は続けます。