宮迫博之はなぜ明石家さんまを選んだのか 吉本興業内で急速に支持率が下がり始めた松本人志

忘れない「あの時の恨み」

「松本がさんまを根に持っているように、宮迫も松本に思うことが多々あるのでしょう。誰が次の吉本を担うか、上層部が水面下で争いを繰り広げていた時に、大崎派の松本は当時売れっ子軌道に乗って東京進出間近な天然素材のメンバーを、徹底的に攻撃していました。それでも宮迫は早い段階で松本に気に入られ、レギュラー番組を共にするまでになりましたけど、どこかで信用できないと…… 過去を引きずっているんだと思います」

今では表向き仲良しですが、松本は長いことナイナイ岡村を敵対視して共演NGを掲げていたことを思い出しました。売れっ子芸人は俺たちだけで十分、若手はひっ込んでろ、内心そう思っていたのかもしれません。

さて話を戻しますが、吉本の中堅どころや若手芸人たちは、さんまと松本の2大派閥の闘争をどのように捉えているのかも気になるところです。

「どっちにつくのが正解か、風向きを読んでる状態かと…。宮迫復帰集会に出席予定だったフットボールアワーの後藤は、土壇場でキャンセルしたらしい。多分ですけど、松本陣営からとやかく言われたのでしょう。後藤以外にも裏で何か言われた芸人はいたと聞いてますよ。知名度があってそこそこ売れてる芸人は、みんなしたたかです。どっちの先輩を尊敬しているとかではなく、自分が損しない道を探ってるのではないでしょうか?

それから、若手芸人たちが路頭に迷っている案件として、契約書問題があります」

まだまだ根深い問題が残っていました。