新証言が続々と 日本テレビは本当に大丈夫か 人の善意を悪用した『24時間テレビ』の罪が明らかに|久田将義

過去のフェィク・捏造報道はどのうよな結末に到ったか

ヤラセというものに、我々は寛大になってきていると思われます。バラエティに目が慣れたという理由もあります。視聴者の目が肥えてきたとも言えます。「面白ければいい」。確かにそれも言えます。いちいち目くじらを立てるのも大人げない。そういう雰囲気が世間を覆っているのも分かります。

しかし、それでも見過ごせない「ヤラセ」があるのです。それは人の善意を逆手に取ったもの。弱者をバカにしたもの。

そしてドキュメントに見せかけた「フェイク」です。

以前、こんな事があり世間から糾弾されました。

・1989年4月20日の朝日新聞夕刊が沖縄県西表島のサンゴに落書きがされていた事を報道。しかし、それはカメラマンが自らサンゴに傷をつけた自作自演行為でした。

・考古学において「神の手」と言われた「発掘の名人」F氏がいました。彼の手で次々と貴重な石器が発見されていきました。しかしF氏が、前日に石器を埋めていた事を2000年11月5日の毎日新聞において、写真でハッキリと報道されてしまいました。

これらは正に分かりやすいフェィクニュースと言えるでしょう。フェィクであり、捏造、虚報でした。フェィク・捏造と、「事実を間違って報道すること」とは違います。意図的に0の事を10として発表する事を意味します。間違いは誰にでもありますが、捏造・虚報は意図的なものです。それだけにタチが悪いと言えます。

さて結果、朝日新聞の当該カメラマンは懲戒解雇。F氏の場合は世間から厳しい糾弾を受け、精神疾患を患い入院し、表舞台から完全に姿を消しました。

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