ホームレス画家が逮捕 実家が裕福だったことがバレる 生活に困り果て思い付いた犯罪 裁判官の助言にも「今度は計画的にやります」

 

「絵を辞めろって意味だと思いました。でも、私は辞めません!」

この言葉からも反省はうかがえません。再犯の可能性さえ危惧される発言です。こんなことを言えば裁判で不利になるのはわかっていたと思います。それでも一切自分を取り繕うことなく話しました。これが彼女の本音であり、覚悟と信念なのだと思いました。

 

彼女が起訴されたのは住居侵入罪のみです。判決は罰金10万円でした。未決勾留日数分を差し引かれたため1円も払う必要はありません。

彼女は今後は新潟に拠点を移して創作活動を続けるそうです。

裁判官は判決宣告後に

「今後は地に足着けて生活してもうやらないように。自分の夢に向かって夢を実現してください」

とエールを送りました。このバイタリティーがあれば元ホームレス画家の夢が叶う日はきっと来るはずです。その日を楽しみに待ちたいと思います。(取材・文◎鈴木孔明)

 

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