愛する人とコロンビアから来日 二人の目的は日本での窃盗だった 彼女が裁判で語る「彼はとても心のきれいな人です」

彼らが狙ったのは閑静な住宅街に建つ一軒家です。アンドレアは見張り役、実行犯はカルロスでした。狙いを定めた家の住民が出かけた隙に、カルロスは窓を割って侵入し貴金属など5点、29万円相当を盗み出しました。

盗品は全てデイシーという女の手に渡りました。デイシーはコロンビアから日本にやって来る人間に幅広く窃盗の手引きをし、盗品をさばいていました。事件が発覚しカルロスとアンドレアが逮捕された後、アンドレアの供述が決め手となってデイシーも摘発されています。

 

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アンドレアは逮捕時はまだ19歳、未成年だったため家庭裁判所に送致されました。彼女の弁護人は、

「コロンビアに返してあげてほしい」

と申請をしましたが、家裁はコロンビアに返すよりも成人として裁判を受けさせなければならないほどの重罪だと判断しました。そのことは裁判時には彼女もわかっていました。

「とてもいけないことをしたと反省しています。被害者にどんな思いをさせたか…。働いてこつこつ貯めたお金で買った物を、私たちが土足で入り込んで盗みました。もし自分の家族がそんな目にあったら…そんなことは望みません」

と話していました。