歌舞伎町の象徴『クラブ愛本店』が移転 創業者のホスト王「愛田武氏」とは 遺された豪華内装も一挙公開!

「内装はかなり高いですね。当時は保証金が 1億円で内装は数倍かかったと言っていたので、5億円〜位ではないでしょうか。それに、私が可愛がってもらうようになってからの20数年は土曜、日曜日以外は内装屋を呼んで一緒に毎日新しい物を入れたり整備をしていました。毎日と言っても4時間くらいですかね。

内装屋の親方を弟のようにしていて、内装屋に『愛 本店』班があったくらいですから。その費用なんかも合わせたら 10億じゃきかないです。今、一から今工事して同じような物を作るには定価で5〜6億って言われるでしょうね! その他、音響や機材、厨房器具なんかを新品で揃えたら 1千〜2千万円はしますね」

写真提供・愛本店

――そういう装飾を考えていて、実行に移すのはどなたでしょうか。

「愛田本人です」

――移転しても『愛 本店』の内装はレガシーとして残っていくのでしょうか

「残していきます。現在の経済の状況を見ながらですが」

――北条さんにとって『愛 本店』で働いていて、一番良かった事、一番きつかった事を教えて下さい。

「働いていて良かったことはいっぱいあるのですが、愛田武から多くの事をこの目で見て学べた事ですかね、昔の職人みたいな感じで体で覚えろと言うタイプだったので。それと私には他のホストとは違う教えをしてくれていた事ですかね。

前々から次の時代は北条が歌舞伎町ホスト界を引っ張っていかなくてはいけない。と常日頃からみんなの前でも言ってくれていたので、教え方も愛田武の帝王学みたいな感じです。そういえば、この題名でなんか本出したのか、監修してたのかありましたね。

愛田の帝王学を学んだ人は多くいると思いますが、店に残った人は現在私1人です。先輩たちを抜かして、飛び越えて2代目会長にさせられたので。先輩の8割には良くは思われてませんね。

愛田の帝王学で成功して、1番有名な方はロボットレストラン、漫喫のマンボウ、テレクラのリンリンハウスを全国展開しているモリシタグループの森下さんですね。他にも有名な人はいますが、森下さんが1番の大成功じゃないですか。不動産や東京の風俗の受付ブースの箱は、ほぼこの人から風俗店が借りている物なので。都内8割です。もしかすると地方もあるかもしれませんが。

写真提供・愛本店