【徹底解説】東京オリンピック開催で再び暗躍か? アパホテルが12億も騙し取られた詐欺『地面師』の実態【後編】

この記事は【前編】からの続きです

『地面師』の被害は防げるのか


 書類を偽造したり、裁判手続を悪用して他人の土地をお金に換える『地面師』。最近急増しているその被害から身を守る方法はあるのでしょうか?

それを考えるには、地面師による被害には二つあり、一つは所有権を取得できない他人の土地で多額のお金を騙し取られるリスク、もう一つは自分の土地が知らない間に売り飛ばされてしまうリスクということを念頭に置く必要があります。

昔から知能犯の代表格といわれてきた地面師の手口は非常に巧妙で、書類の偽造技術や偽の売却話を信じ込ませる舞台装置作りは年々進歩していますから、被害を100%防止できる方法は今のところないのが実情です。そこで、地面師の手口と特徴を知り、被害に遭うリスクを極小化するほかないといえます。

参考記事:「地面師」とは何か――? 積水ハウスを引っかけ55億円をもぎ取った謎の詐欺集団の正体 | TABLO