【徹底解説】東京オリンピック開催で再び暗躍か? アパホテルが12億も騙し取られた詐欺『地面師』の実態

アパ・グループ事件で明るみに出た『地面師』の暗躍

「大手ホテル経営会社のアパ・グループが偽の土地売却話に引っ掛かり12億円を騙し取られた。結局土地は取得できず」

2017年11月になってさかんに報道されたこのニュースをご記憶の方も多いのではないでしょうか。

これは『地面師』という不動産詐欺です。実は、2017年になってから都内で地面師の被害が急増しており、アパ・グループの事件は氷山の一角に過ぎません。現実には、報道されないだけで資産家個人や中小企業が騙され、数千万円や億を超える被害がかなり出ています。

犯罪は時代を映す鏡であるともいわれ、2020年の東京オリンピックをにらみ、都内で不動産取引が再び活発化し始めたことや、服役していた地面師が出所し、あるいはその残党たちがほとぼりが冷めたと見て犯行を再開させたことがその背景にあるのでしょう。

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