東京で緊急事態宣言 私がなぜ「コロナ楽観・経済重視論」を主張するのか 小林よしのり氏の考えに共鳴する理由│中川淳一郎

このたび、TABLO編集長の久田将義氏からこんなメールをいただいた。ここではザックリとコロナに対する「慎重派(人命尊重派)」と「楽観派(経済重視派)」の違いについて書く。恐らくTABLO読者の皆様からすれば「バカじゃね?」と私のことを思うだろうが別にそれでいい。コロナについてはもう政治的思想にも似ており、生半可なことでは互いに理解できることはない。よって私も理解を求めたいわけでもない、あくまでも下記で紹介する久田氏からのメールでの依頼に応えただけの話である。

都庁を真っ赤にした時もあった(撮影・編集部)

TABLOについては概ね「慎重派(人命尊重派)」の論調であり、私は「楽観派(経済重視派)」。私自身、普段からいわゆる「党派性」というものは「一切ない」スタンスである。その都度直感で判断するものだから、「ブレてる」と言われることもある。だから、現在一部のリベラルを除き、ボコボコに叩きまくっている車椅子のコラムニスト・伊是名夏子さんに対しては「あなたの言いたいことは分かる」というスタンスを取っている。意外に思う人もいるだろうが、そこは先週売りの「週刊新潮」で明確に記している。さて、久田氏からいただいたメールを紹介する。

“中川さんが展開しているコロナについてのお考えを、今週末あたりに頂ける事は可能でしょうか。実は僕も吉田豪君も過去に小林よしのりに名指しとイラストで悪く書かれた事があり、それはそれで全く構わないのですが、勉強のため中川さんのようなお考えのご意見も掲載したいというのが僕の本サイトのコンセプトであります。”

なるほど、久田氏と吉田氏と相反する私の考えも聞いておこう、というフェアなオファーである。誠にありがたい。ここに至るまでの流れをザックリと振り返ってみる。

●久田将義・吉田豪vs小林よしのり勃発

2020年4月12日に吉田豪氏が小林よしのり氏の『ゴーマニズム宣言』(週刊SPA!連載)のコマの一部をツイッターで紹介。その後4月20日の久田氏と吉田氏の生配信で「【久田将義×吉田豪】小林よしのり先生の不思議なコロナ論」

https://www.youtube.com/watch?v=UNneeK2pwJw が登場(いずれも内容は後述)。この中継を受け、小林氏は5月に『ゴーマニズム宣言』で「吉田豪という臆病者」という回を執筆した。

久田氏は小林氏にニコ生出演オファーを電話とメールで出したものの、拒否されている。

それに対して久田氏は『小林よしのりさん、とことんダサイですね。事務所に名乗って僕が直電して出演依頼しましたが、ブログで逃げ口上。そんな事なら始めからイキらなければいいのに。「わしは不良だから」とか。笑えますよ』とツイートした。

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