困るのは客だけなのか?
過去にはTwitter上に投稿された悪ふざけ動画や画像から、企業が謝罪に追い込まれたり、個人店が店じまいへと追い込まれたり、悪ふざけを行ったものにも多額の賠償金が請求されるといった騒動が相次ぎ、「バカッター」「バカ発見器」といった揶揄が生まれてしまうほどだった。
この流れは現在落ち着きを見せてはいるのだが、もちろん根絶には至っていない様子。
今回騒動となってしまったのはInstagram上に24時間限定で投稿された動画だったのだが、このような投稿期間の限定もむなしく大きく拡散される騒動となってしまった。
問題視される動画は、大手牛丼チェーンすき家の店員3名(撮影者含む)が、店内床に氷をぶちまける様子や、おたまを股間にあてる様子などの悪ふざけを収めたもの。動画のテロップには「くびかくご」とあった。
これらが話題になると、すき家を運営するゼンショーホールディングスは「当社従業員が当社の運営するすき家の店内において、不適切な行為を行ったことが、web上への動画掲載により判明いたしました。 お客さまには大変不安・不快な思いをさせてしまいましたことを心より深くお詫び申しあげます。」と謝罪コメントを出し、アルバイトスタッフ3人に対しては処分を検討しているという。
以前から続く同様の悪ふざけ騒動と企業の謝罪という流れには寄せられる声も様々。
(参考資料:すき家店員が爆睡姿を晒される)
「これくらい許せよ」
「クビ覚悟でやってるんなら仕方ない」
「こういうのなんか久しぶりっすね」
「このあと賠償が待ってるやろなあ」
「使い捨ての労働力を使うっていうことはこういう事だよ」
「なんでこの手の自己顕示が現れるのってファーストフードばっかなんだ」
「小学生みたいな大人が増えてるのはユーチューバーのせいかね」
「急に3人もクビにしたら店が閉まって、困るのは店と利用してる客ってのが面白いとこだな」
「アットホームで笑顔の絶えない職場で良いじゃん」
「下手に賠償請求すると他のバイトからワンオペの横槍入るから及び腰になってそう」
過去には悪ふざけを行ったものに対するバッシング一辺倒だった論調も、様々な立場からの視点や影響を広く考慮するコメントが増えているという点が印象的。同じような騒動と言えども社会が同様の騒動に慣れすぎてしまったのではと考えられる議論の流れとなった。(文◎編集部)
(消えては生まれるバカッター事件:セブンイレブン店員が「業務上横領」をツイッターで告白か)
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