帰省中の大渋滞の中でパッシングする車(問題となった告発動画より)
昨年末には東名あおり運転夫婦死亡事故を引き起こした石橋和歩被告(26)に自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪が適用され、懲役18年の判決が下り大きな話題となった。
この一連の事件から運転に対するマナーは飛躍的に向上し、あおり運転を録画する目的で後方カメラを設置する車も珍しくなくなるなど、社会も大きく動くことに。
もちろんこの流れに於いても一度ハンドルを握ると自身の感情を抑え切れないというドライバーは根絶とはなっておらず、世間の厳しい目もありこのような悪質ドライバーの運転はSNS上に晒されると瞬く間に拡散され怒りの声が集中する。
今回も同様にあおり運転がSNS上にて告発された事案なのだが、年始めの5日にUターンラッシュの大渋滞に見舞われた伊勢湾自動車道での出来事。
合流の際に何らかの不快感を覚えたMAZDAの新型ロードスターが、後方より15分以上ライトをパッシングしながらあおり運転を繰り返してくるとして、その被害報告ツイート及び動画が公開されたのだ。
その動画には確かに執拗なパッシングと迫る車間距離、そして運転席窓から右手を上げ中指を立てるポーズまでが確認できる。既にこの動画を元に警察への通報は済んでいるようだが、昨今のバッシング対象トレンドでもあるあおり運転だけに、様々な声が寄せられている。
「これなら警察にゴーで検挙してくれでしょ」
「一億総撮影社会なのにようやるわ」
「ロードスター乗る人には心の余裕持ってほしいわ」
「なんでこんな渋滞で、煽ってるの?」
「厳罰化されたのにようやるわ」
「ロドスタ側のドラレコも見てみたいもんだ」
「これは完全に車間距離詰めてる証拠あるので検挙」
「こういう奴って『ドラレコで撮られてる(晒される)かも・・・』という恐怖心は無いのか?」
もちろん合流時に告発者の悪質運転があったのではという憶測や、無自覚の危険運転があったのではとの意見もある。さらに告発用の動画からは音声が抜かれていた点なども重なり告発者を問題視する声もあるが、これらに関しては「どんな理由が有ろうがこんな煽ってる動画あったらアウト」「警察は煽られる方が悪いという理由は通じない煽ったら100%そいつが悪いって判断で逮捕するから」といった意見で打ち消されている。
現在はあおり運転を行っていた人物の個人情報や勤務先が割り出され、該当の人物がWEB上に公開していた自身の情報を削除するといった騒動へと派生することに。この様子では2019年もあおり運転騒動はまだまだ増える一方となりそうだが、根本的な解決には導けないものだろうか。(文◎編集部)
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