「チェックが足りず申し訳ございませんでした」
今年3月、韓国のテレビ局SBSの気象キャスターであるチョ・キョンアが自身のツイッター上でこう謝罪した。
放送中、ブラウスのボタンのすきまから下着の一部が見えてしまい、ネット上で大きな話題になったのだ。
検索サイトで一時、彼女の名前が検索ワード1位にあがったほどだ。
ふくよかすぎる胸のせいか、ブラウスの隙間から......。
じつは昨年末にも似たようなことがあった。
「本分をわきまえて、行動したいと思います」
MBCの気象キャスターであるパク・ウンジ(現・フリー)の下着が透けていたことが話題となり、番組上で謝罪をせざるを得なくなったのだ。
シースルーが話題に!
写真を見る限り、この二人の件は不注意があったとしても、少々気の毒に思えるのだが、韓国ではお天気お姉さんの衣装にまつわる騒動が、じつはそう珍しくない。
MBC放送のイム・ヒョンジンやがタイトミニのワンピースで登場した際にも、インターネットではテレビ画面のキャプチャー写真とともに、「朝からその服はないだろう」「そのうちビキニ姿で出るんじゃないか」などの批判めいたコメントが多数、寄せられた。
タイトなワンピースが話題に。確かにお天気お姉さんらしくない!?
韓国のサーチボックスでは「気象キャスター」と打ち込むと、「グラマー」「超ミニ」といった関連ワードが出てくるほど、お天気お姉さんのセクシーな衣装がホットなテーマとなっている。
こういった現象について韓国の全国紙「朝鮮日報」は興味深い分析をしている。
韓国の気象キャスターは"シースルー騒動"の「パク・ウンジの前と後」で変化しているという。
パク・ウンジには専属のスタイリストがついているのだが、これは気象キャスターとしては韓国で初めてのことだ。
172cmの長身を生かした衣装で目をひき、視聴者からは「骨盤ウンジ」「ふくよかウンジ」などのニックネームがつけられた。
パク・ウンジが韓国のお天気業界に変化を起こしたのは衣装だけではない。
それまで韓国の気象キャスターは静かに淡々と気象情報を伝えるだけだったが、パク・ウンジが身振り手振りを大きく使った生き生きとした動作で、気象情報を伝えるスタイルを確立させたのだが、これは日本の放送局で学んだものだというのだ。
実際、パク・ウンジは05年、日本のBS放送「ウェザーニュース」でキャスターを1年間務めたことがある。
気象情報のみを扱うウェザーニュースでは、個性をアピールすることが重視されていると「朝鮮日報」は伝えている。
最近では気象情報はインターネットやスマートフォンのアプリを通じて手軽に入手できるものとなり、気象番組のオリジナリティが求められている。
キャスターの衣装に力が入るのも無理はないのかもしれない。
Written by 李ソヨン
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