新潟・女児殺害事件に見る、少女たちが狙われた時代 「自宅近くは危険」

2018年05月10日 女児殺害 新潟 絞殺 線路 踏切

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001.jpg絞殺したあとに線路に置くという行為が犯人の下衆っぷりを表している(写真はイメージです)


 新潟・西区という郊外で小学生大桃珠生ちゃん(7歳)が絞殺後、越後線のという単線の線路上で轢死体で発見されました。まずは珠生ちゃんのご冥福をお祈り申し上げます。

 誘拐に関しては本誌既報通り、宮崎勤事件のように犯人は意外と大胆な行動に出ている可能性もあります。また少女が犠牲になる場合、動機が重要になります。
 宮崎勤事件のように性的なものが動機になったのか。この場合、犯行に及ぶ場合、前兆があるケースが多いです。現場付近では三件の不審事件があったということで、学校側が警戒していました。従って、この情報だけ見ると土地勘があり、あまり遠くないところに「アジト」を持っている可能性が考慮されます。

 少女が犠牲になった時期があります。宮崎勤事件で沸いた1988~1990年代にかけてです。
 1988年から1989年にかけては「地獄の季節」と呼ばれていました。子供たちの受難は誘拐殺人事件だけに限らなかったのです。子供を狙った通り魔事件もまた頻発していたのです。
「AERA」(1989年1月3・10月号)によれば、1988年の10月以降、通り魔が幼児の腹部を刺す事件が10件起こっています。埼玉県で3件、千葉県で5件、東京都北区で2件発生しており、10人のうち半分の5人は男児でした。ほとんどのケースは、自宅近くの路上で「知らないおじさん」に刺されています。
 この年代は、幼児を狙った犯行が多発した特異な時期として記憶されるべきかもしれません。

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 しかし、1987年もまた――。

 1987年9月9日夕方、東京都調布市内で西田千恵子ちゃん(11歳)が行方不明となり、殺害された遺体で発見されました。犯人は千恵子ちゃんと同じアパートに住む専門学生で、いたずら目的で無理に自室に連れ込んだが、騒がれたので首を絞めて殺したといいます。

 犯人はその日、いたずらをする女の子を探していおり、たまたま通りかがった千恵子ちゃんが犠牲となりました。犯人は家族と同居していましたが、翌日から一人暮らしをすることになっており、千恵子ちゃんを段ボール箱に詰めて埼玉県浦和市南浦和のアパートまで運送屋に運ばせています。

 警察は犯人を追及し、3時間後の10月1日、千恵子ちゃん殺害の自供を得ました。同日夜、千恵子ちゃんの遺体が、犯人のアパートの押し入れから発見されています。
 遺体は全裸でビニールに包まれており、体を九の字に曲げて段ボールに入れられていたのです。


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 今回の珠生ちゃん事件がどのような動機かまだ、推測の域を出ていませんが、過去の事件からみると、現段階では極めて事件現場に近い場所を「アジト化」していると思われます。(文◎蜂巣敦∔編集部)

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