東京選挙区から出馬するみんなの党の桐島ローランド氏。彼を政界に誘ったのは3年前の参院選でみんなの党から出馬して当選したタリーズコーヒーのオーナーだった松田公太氏だ。
2人は10年来の親友で、ヒルズ族の飲み仲間。それがこの選挙では運命共同体になったのだが、実は松田氏にはローランド氏を絶対に当選させなければならない格別の理由がある。みんなの党の関係者は話す。
「松田氏はローランド氏を渡辺喜美代表に紹介する前、まゆみ夫人に紹介した。イケメン好きなまゆみ夫人は即座に大賛成。だから、まゆみ夫人の手前、松田氏はローランド氏を絶対に当選させなければならない」
どうやら同党の実権を握るのは、まゆみ夫人らしい。その証拠にみんなの党は「みん生」というネット番組を配信しているが、製作責任者は松田氏だ。配信当初は渡辺代表に「しぇー」のポーズをとらせ、他のメンバーの顰蹙を買った。それが可能だったのは、松田氏の背後にまゆみ夫人がいたからだったとされている。
「みんなの党は2つに割れている。ひとつは渡辺氏や松田氏、柿沢未途氏で、もうひとつは江田憲司ら。原因は結党当初から党務に口を出すまゆみ夫人の存在だ。江田氏は夫婦喧嘩の現場を見せつけられ、すっかりまゆみ夫人に嫌気がさしている」(同党関係者)
同党の実権を握るまゆみ夫人という後ろ盾を得て、松田氏は意気揚々......と言いたいが、そうはいかないらしい。
「もしローランド氏を落選させたら、全責任は松田氏に負わされる。普段からまつみ夫人は気性が激しい。松田氏は夫人の激怒を買い、きつい"お仕置き"が待っているといわれる」
どんなお仕置きが待っているのか、その内容に興味があるところだが、なんとかそれを避けようと、松田氏は必死にローランド氏を応援している。
「でもそれが逆効果。一緒に街宣車の上にあがり、"2人のトークショー"なるものもやったけど、どう見ても弁が立つ松田氏の方がローランド氏より目立ってしまう。松田氏が力を入れるほど、その差は顕著になっていく」(同党関係者)
松田氏の命運も残りわずかか?
Written by 日刊ナックルズ編集部
Photo by luigi diamanti
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