まあ、なんていうことでしょ。奥様、聞きました? 小沢さんの新しい政党名が「生活の党と山本太郎となかまたち」ですって!
「生活の党」は小沢一郎氏、玉城デニ―氏、主濱了氏、谷亮子氏の4名。それに山本太郎氏が加わって、政党助成金を受け取る資格ができたわけでしょ。でも「なかまたち」って何でしょ? 空気? いや、そうじゃないはず。だって複数形だもん。ならば幽霊?もしかして落選した人たちの亡霊かしら?
「かつてのなかまたち」なら、維新の党に行っちゃった松木謙公氏や太田和美氏、民主党に行った鈴木克昌氏や小宮山泰子氏がいる。古いところでは船田元氏や熊谷弘氏、そして中西啓介氏など。でも熊谷氏はもう議員じゃないし、中西氏は2002年に亡くなった。もっとも彼らはこれに含まれたくないだろうけど。
「なかまたち」の位置づけはどうなのだろう。かの小沢氏に対しても「なかま」なんだろうか? たぶん今でも側近で、小沢氏を絶対君主のように敬っていた山岡賢次氏などは、自分が小沢氏の「なかま」でいいのだろうか? 「なかまなんて恐れ多い、へっへー」とか思わないのだろうか?
それとも「生活の党」が正規で「山本太郎」が別格、「なかまたち」が底辺という党内ヒエラルキーをあらわしているんだろうか。それなら理解できないわけではない。
もっとも今回のネーミングは、次の政党再編への過渡プロセスというところの軽いものだったんでしょうけど、民主党新代表に岡田克也氏が選ばれて合流してくれなかったらどうするんでしょうねえ。
いやあ、この忙しい時だけど、勝手にいろいろ考えると楽しいわ♪
Written by 安積明子
Photo by 最後の小沢一郎
【関連記事】
> 社会・事件 > 「生活の党と山本太郎となかまたち」新党名に込められた皮肉