市民団体が主催したイベントで、女性アイドルグループ「制服向上委員会」が自民党を批判した替え歌を歌ったとして、神奈川県大和市が後援名義を取り消すことにした。新聞記事で読んでいたけど、そんなに注目していなかった。だいたい「制服向上委員会」ってAKB48みたいなもの? くらいの認識しかなかった。ゴメンね、オバちゃんは年代がちょびっとだけ、ほんのちょびっとだけ違うのよ!
それでこのたび初めて「制服向上委員会」の歌を聞いたのだが、そのきっかけは24日の枝野幸男民主党幹事長の定例会見だ。6月24日は「うたの日」なので、1000曲の持ち歌がある(もっと多いかも)と言われる枝野氏にその感想を聞いたのだが、枝野氏は「うたの日」を知らなかったようだ。いや、知らなくてもいいんです。大した意味をもって質問したわけでもない。単なる思いつきだし......。
そして会見後、同じ院内のフロアにある「カフェ・エダノン」で(最も原価率が高い)ティー・ラ・テを飲みながらまったりしていると、枝野氏から「制服向上委員会のことを質問されるかと準備していたのにー」と声をかけられた。それで制服向上委員会の問題は野党第一党の幹事長が回答を準備するほど重要なものなんですかと思い、歌を聞いてみた次第です。そうしたら、ですね......。
面白いやん! あの毒々しさ、ワタシ好きだわ!
「大きな古時計」をもじった「おじいさんと同じ」は「大きな態度の安倍総理、おじいさんと同じ」で始まり、サビの部分は「原発反対に四苦八苦四苦八苦」という歌詞で、なかなかよくできている。
でも「制服向上委員会」は自民党を批判するだけでなく、「悪魔NOだっ! 民主党」という歌も歌っている。その中で、「野田はダメ、枝野ダメ、平野ダメ、岡田もダメ」と、ダメダメ尽くし。でもなぜここに平野博文元官房長官が入るの? こういう場合には第一に入れるべきと誰もが思う菅直人元首相の名前は、どうして入っていないの?
そもそも「野田、枝野、平野、岡田」という順番の基準は何だろう?
ということで、4人の中でもっとも政治的キャリアが長いのにも拘わらず、「末席」扱いの岡田克也代表にその感想を聞いてみたい。いつもながら、深い意味は全くありませんけど。
Written by 安積明子
Photo by 制服向上委員会・公式サイトより