会長桜井誠氏が逮捕までされた在特会だが、すぐに釈放され、メンバーもほっとしているという。が、カウンター側で逮捕されたしばき隊のメンバーらも即日、釈放されているのでこの案件はどちらが勝った負けたの話ではなさそうだ。
しかし、問題は日曜に、上野でも浅草のように在日朝鮮人が戦後から住む街ではなく、なぜか江戸時代から続く大久保の街でヘイトスピーチを行う在特会系のメンバーらである。
最近は、カウンター側の勢いが凄く、冷静に対応しようとしていた桜井会長らもさすがに焦ったのか、既報の通り冷静さを失い間接的にかも知れないが逮捕に至ったようだ。会員もインターネット上の登録者数は一万人を越えているが、実際にデモに参加している人数は百人いるかどうかであるという。
更に毎月、日曜のかき入れ時の午後にヘイトスピーチを繰り返すものだから、大久保に買い物や飲食を楽しみにくる客から店にクレームが来ているという。これに困ったのが、在日朝鮮人の店もそうだが、それ以外の日本人が経営している個人店主たち。 「(ヘイトスピーチ)あんな事ばかりやられると商売あがったりだよ」という声も聞こえてくる。
そして、とうとう地元の民族派の重鎮たちに「何とかしてくれないか」と頼み込んだという。元々、従来の民族派団体は在特会の対応に対しては「我々とは違う。一緒にしないでくれ」というスタンスを取っていた。
だが、地元民との交流を大切にする民族派としては、さすがその商店の人たちかの懇願には腰を上げそうな勢いだ。元々在特会がデモをするコースの新宿・職安通りや大久保通りには民族派のみならず暴力団事務所が多くある所だ。そろそろ彼らも黙って見ている訳にはいかないのかも知れない。
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Written by 日刊ナックルズ編集部
Photo by siraphat