昏睡強盗「声優のアイコ」謎の正体...ブログに綴った壮絶過去

2014年07月09日 ブログ 声優のアイコ 性同一性障害 昏睡強盗 素顔 謎の正体

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meguro02.jpg「声優のアイコ」こと神いっき容疑者の壮絶過去が明らかに!

「声優のアイコ」を名乗って昏睡強盗を働いた疑いで無職、神いっき容疑者(30)が逮捕された。昨年12月、不動産業の男性(32)が睡眠薬を飲まされて高級時計などを奪われた事件があった。これを受けて警視庁が4月、「容疑者と見られる女の画像」として公開していた。ヒョウ柄の帽子をかぶり、アヒル口をしている人物が映っていた。女装をしている男ではないかとネットでは噂になっていたくらいだ。しかし、容疑者のものと思われるブログにはその一端が書かれていた。

jinikki.jpgPhoto by Facebookより

 容疑者のものと思われるブログは「障害は宝物☆~本当の自分で生きていいんだ~」。2012年12月13日に開設したようで、最初のエントリーは「初めまして~!!自己紹介でっす☆」となっていた。

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 イッキです☆

 僕は性同一性障害!!

 FTMの28歳♪

 見てくれはこんな感じです☆↓

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 と自身の画像をアップしていた。FTMとは、「Femaile To Male」の略。生物学的には女性だが、自分で感じている性別(性自認)は男性ということで、性別違和(性同一性障害)の一つ。そして、こう綴っている。

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 僕は、今はこうゆう体で生まれた事に、心の底から感謝しています☆感謝出来るようになりました☆

 もしまた産まれ変わっても、また同じがいい♪

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 と前向きに捉えている。しかし、「鬱病やパニック障害、解離、アル中...」と精神的な病を抱えて来たことを告白している。性同一性障害かどうかで、そうではない人と比べると、自殺を考えたことがある人が多いとは言われている。そんな中で、ブログを開設した理由を述べている。

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 僕と同じ性同一性障害の男の人も、女の人も、カミングアウトできずに悩んで、苦しんだりしている人が全国にあまりにも多い人がいる事を知ったからです。

 そして、誰にも言えずに苦しんで自ら命を絶った19歳の子の存在...

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 しかし、カミングアウトすれば、人生が変わるかもしれないと記した。「カミングアウト出来て生活が明るくなることのお手伝いができたら」と、自身と当事者が共に歩みだすことを目的にした。別のエントリー「19歳の少年!!いや少女だったのかも」では、前述の性同一性障害と推測される「19歳の子」が自殺したとき、その母親から電話があったと書いている。

 また、自身の生い立ちについても触れている。

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 浅草生まれ。<僕が生まれた時、『女の子ですよ~、おめでとうございます☆』>と言われたらしいが、母親が神容疑者と対面したとき、<人間ではないほどグチャグチャな顔で生まれて来た>からか、<"うげ、私の子じゃない">とショックだった。

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 さらに小学校入学のときはランドセルの色について<黒がいいと、だだをこねていたようだ(笑)>といい、<潜在的に、本能的にも男は黒でしょっと思っていたのかもしれない>と記している。だが、ピンクのランドセルを背負うことになる。母親はとにかく女の子らしく育てた。

 そうしたことに違和感を抱いたのが小学校4年生。保健の授業で男女別々の教室で行なわれた性教育だったらしい。さらに小学校6年生で生理がくる。

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 僕は一人になって、

 何か分からないけど、すごく悔しくて、苦しくて泣きまくっていたのを覚えている。

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 さらに教師にスポーツブラをつけるように言われたことも屈辱だったようだ。中学入学前の制服選びも苦痛だった。スカートがとにかく抵抗があった。ただ、中学の陸上競技部が居場所と思えた場所だったようだ。

 神容疑者はずっと人生を変えたいと願ってきたようには見える。12年12月18日の「ニッック・ブイチチ♪」というエントリーは、ニック・ブイチチ氏の著書「それでも僕の人生は希望でいっぱい」の感想を書いている。「感謝の気持ちを持つ」「何事もすぐに行動に移す」「他人の気持ちを思いやる」「許しの気持ちを持つ」。そんなことをメモのように記した。神容疑者は逮捕されたが、容疑が事実であれば、それらをまったく考えていないことになる。

 さらに、具体的なことは書いていないが、自殺未遂経験も告白している。

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 僕も19歳の時、そして三年前の自殺未遂をしました...

 三年前はホントに奇跡的に助かったみたいです。

 今は本当に生きてて良かったと思うし、

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 ただ、子どもの頃は「性同一性障害」という言葉を知らない。そのため、16歳から22歳までは「中性」で生きていた。

 最後のエントリーは13年2月14日、「言い訳しません!!すいませんでした(>_<)」。ブログをしばらく更新していないことで読者の方々に詫びています。しかし、また、更新が止まっっていた。ただ、Facebookはその後も更新する。更新日は13年8月2日。

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 僕は泣き虫です!

 辛くて悔しくてモヤモヤしてるときは、一人泣きします!

 そうすると、楽になれます!

 ストレスも、モヤモヤも消え去り、

 自分を取り戻します。

 俺が人目を気にせず大泣きしたおは15才の時、

 全国が掛(*ママ)かっていた大事な大会で全部ファールして、夢破れた時位です。

 俺が泣き虫と、知っているのはきっと、俺が一番大切な人だけです。

 (後略)

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 なぜ「泣き虫」のことを書いたのかはこれだけでは分からない。しかし、大切な人のことを書きたかったのではないかとも思える内容だった。このエントリー以降は自分語りがなくなってしまう。

 この後、神容疑者には何があったのだろうか。神容疑者は、幼い頃から性別の違和感を持ち、FTMとして生きることに希望を持つようになったと書いていた。しかし、逮捕された時には女性として振る舞っていた。女性であることを嫌っていたのに、なぜ、女性に扮してまで罪を犯したのか。FTMであることがフェイクだったのか。ブログやFacebookの記述では、今回の逮捕劇までは結びつかない。昨年の夏以降の神容疑者の心境の変化にヒントが隠されているのだろう。

Written by 渋井哲也

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