アニメ絵というだけでAERAが児ポ認定した「ご注文はうさぎですか?」
児ポ法改正案を巡る騒動で、マンガやアニメといった二次元作品が除外された事により、一部で早くも穴だらけの偏向報道が始まっている。今回サンプルとして取り上げるのは、AERAの北原みのり氏による"日本の児童ポルノ"に関する考察である。
●ロリコン大国日本の現実 業者も「思考停止しないと...」(http://dot.asahi.com/aera/2014062300056.html)
本来ならば記事の内容について反論すべきなのだろうが、このAERAの記事に関してはその必要はない。何故ならば、この記事はハナからデマを拡散する、印象操作することだけが目的であるからだ。
まず、この記事がアップされた当初、記事の補足として掲載されている画像に、まったく児童ポルノでも何でもない作品の表紙が写っていたため猛抗議を受けた。
「子どもや幼女のように見える成人女性が出演するDVDなど」というキャプション付きで紹介されていたのは『ご注文はうさぎですか?(まんがタイムきららMAX・芳文社)』というアニメ化もされている一般マンガ作品である。おそらく萌え絵・アニメ絵というだけでスタッフがこれでよかろうと載せてしまったのだろう。
この時点でAERAや北原氏が何も考えずに「それらしい絵」を児童ポルノと印象付け、世論を誘導したかっただけだと理解できる。そしてこの後がさらに大笑いだ。猛抗議に晒されて慌てて写真を差し替えたのだが、その差し替えた写真に『ごちうさ』以上の大嘘があった。
"その気になれば、通販でも何の苦労もなく買えてしまう「ジュニアアイドル作品」(撮影/写真部・堀内慶太郎)"
このようなキャプションの上にズラっと並んでいるサムネイル画像は、すべてアダルトビデオ作品である。上から順番に具体的な作品名を挙げてみよう。
『ヤバロリ!少女は義父の子作りオナホール しゅな』(ジェントルマン)
『嫁の連れ子がドストライク ゆう147cm』(ミニマム)
『りなちゃんベスト』(ミニマム)
『小○生 雪野りこ 4時間』(I.B.WORKS)
確かに作品内容はロリ路線で、嫌悪感を抱く方も多かろうが、これらの中に「ジュニアアイドル作品」はひとつもない。普通に流通しているAVだから、女優・男優だけじゃなく撮影スタッフまで一人残らず年齢確認を取っているはず(AV業界は今それくらい厳しい)なので、ある意味で『ごちうさ』を児童ポルノとしてしまう以上の大嘘なのだ。
そもそも、児童ポルノに二次元作品は含まれないと決まった直後であるのに、一般マンガ作品を児童ポルノ呼ばわりしている時点で狂っているとしか言い様がない。挙句に慌てて差し替えた画像でもこの始末である。
いったいAERAといい北原氏といい、ここまでお粗末なデマの垂れ流しをして何がしたかったのだろうか? いくらなんでもウソの付き方が下手すぎるし、メディア・発信者としての信用をドブに捨ててまで、炎上して丸焦げになりたい特殊性癖の持ち主なのかと疑ってしまう。
で、この一連の流れの中に「実在する児童」などひとりも出て来ない訳ですが、あなた方が児童ポルノでない物を児童ポルノだと言い張ってまで完遂したい目的とはなんでしょうか?
Written by 荒井禎雄
Photo by ご注文はうさぎですか?
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