欠損バー『ブッシュドノエル』の片腕アイドル・琴音ちゃんがパネラーとして呼ばれた「障害者の性」を語る会

2017年11月24日 

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琴音ちゃんが好き。琴音ちゃんに会いたい。


ただその一心で10月18日の『日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム』というイベントに行ってきました。

琴音ちゃんは不定期で開催している欠損BAR『ブッシュドノエル』という、身体の一部が欠損している女の子が働くバーのキャストの1人で、15歳の時に交通事故で右腕を欠損している女の子です。僕は琴音ちゃんが好きで好きで好きで好きで、もう何年も前からファンとして追いかけています。

今回は琴音ちゃんがソーシャルイノベーションの「障害者と性 共生社会のタブー」というテーマについて話す分科会に登壇すると聞いて、本来は仕事の日でしたがそんなものは当然のようにサボって参加したのです。

琴音ちゃんの出る分科会は午前10時スタートでしたが、僕は琴音ちゃんに会える嬉しさのあまり8時20分には会場である東京国際フォーラムに到着していました。時間潰しにこの建物の敷地内をうろうろ徘徊したりしていましたが、すごく立派で洗練されてて意識が高そうな建物です。

今回のイベントも建物同様、すごく立派なものです。パンフレットによると『「社会課題を解決したい」「社会をより良くしたい」「日本の明るいビジョンを語りたい」そんな思いを議論し、実践につなげる場、それが「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム」です』だそうです。

「歩く社会課題」こと僕は時間までたっぷり近辺を散歩した後、国際フォーラム5階の分科会の開かれる部屋へむかいました。でかい会議室、のような感じの所で100人以上は入っていたと思います。

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分科会のパネリストは4人。脳性麻痺の太ったおじさんと、同じく脳性麻痺の痩せたおじさん、中嶋涼子さんという9歳の時に突然歩けなくなったという車椅子ユーザーでモデルのお姉さん、そして大好きなかわいいかわいい琴音ちゃんです。

障害者と性。自己を確立していく中で誰もが向き合うことになる自分の性に障害者はどう向き合っていくのか。性という観点から障害者の生き方や社会のあり方を提言する......というような内容ではありませんでした。


性を笑いにして話す空気はもう止めにしないか


ではどういったものだったのかと言うと、主に脳性麻痺のお二人が中心になってセックスを語るものでした。どこで網張って女捕まえる? やら、どういう体位でヤるの? やら......。

一体何が悲しくて3000円も払って土曜日の朝からおっさん二人のチンポ事情を聞かされなければならないのでしょうか。これは何かの罰なのでしょうか。

細い方の脳性麻痺の人に至っては、
「ヤった女が途中で失神しちゃったんですよ」
と嬉しそうに自慢してました。

(話盛ってんじゃねえよ、それただの妄想だろ)

と思いました。

太い方の脳性麻痺も方も中嶋さんに対して、
「中嶋さんも経験値が豊富なんじゃないですか」
と、考えられる限り最低なやり方でセックスの話を振ろうとしていました。普通にセクハラですし聞いてて不愉快な気持ちになりました。

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そんな中でも中嶋さんと琴音ちゃんはきちんとテーマに沿ってお話をしていました。

琴音ちゃんが事故で右腕を失った後で、

「挑戦してないうちから諦めるより、何でもやればできるんじゃないか、と思うようになった」

と、

「恋愛に関しても何に対しても事故前より積極的になった」

というエピソードが特に大好きです。

健常者のようには出来ない、という障害者の話に対して琴音ちゃんが言った、

「出来る範囲で、無理しなくていい。他人がどうこうより自分がどう思うかが大事で、他人と違っててもそれでいい」

という言葉は、障害者だけでなく生きづらさを抱える全ての人の心に響くものだと思います。

もし次回もあるとしたら、ぜひ琴音ちゃんと中嶋さんだけでやってほしいと率直に思いました。

 

翌日開催された欠損バーへも行ってきました

 

翌日の19日は琴音ちゃんと、左腕を先天的に欠損しているぽわんちゃんという女性がキャストを勤める欠損バーに参加してきました。

欠損バー。

この空間が僕は大好きです。
人は誰もがどこかしらを欠損しているものだと思います。
その欠損を許容しあって解放できる環境がある、それが僕にとっての欠損バーという場です。


以前、琴音ちゃんが雑誌のインタビューで自分の欠損についてこんなことを言ってました。

「失くしたんじゃなくて、個性をもらったと思ってる」

僕自信、この言葉に勇気づけられて自分の「欠損」をポジティブにとらえられるようになった経験があるから、欠損バーという場がとても大好きなのだと思います。

毎回酔っ払ってバカ話ばかりしているだけですが、今回も楽しかった...!

欠損バーが終わってこの文章を書きながら思うことはこれだけです。

琴音ちゃんが好き!

琴音ちゃんに会いたい!


取材・文◎鈴木孔明

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