上記のようにググると出てくる履歴書アート
プロ漫画家が他者作品の構図やキャラクターをそのまま写し描きのように使用してしまうトレース疑惑。中には重ね合わせてみると寸分たがわず一致するものもあり、現在のような情報社会では度々発見され騒動となる。
今回騒動となっているものも同じく漫画家が批判されている騒動ではあるのだが、トレース疑惑とは少々異なる。
昨年9月、何があったかは不明だが、「うるせー!!」「知らねー!!」といった殴り書き及び、人気ゲームFINAL FANTASYのパッケージ模写を大きくあしらった履歴書がSNS上に投下されると、就職活動や自身の置かれる労働環境へのフラストレーションを抱えるものから共感を集め、大きく拡散されることに。
この草の根的に人気の広まった履歴書アートにインスパイアされたのではという漫画家作品が批判にさらされているというのが今回の騒動。
該当の作品には確かに「うるせ~!!」「知らね~!!」と剣を振るう勇者の姿があるが、構図などは全く異なるものであるうえ履歴書でもない。
すると、この作品が履歴書アートを展開した本人の目にとまることとなったのだが、履歴書アートを展開した人物がブロックされていたため、漫画家に直接類似性などを指摘することも出来ないという事態に。
このネタ元が最初からブロックされている流れに、意図的で悪質なパクリなのではという疑念が広がり、漫画家本人に疑念を指摘する声も出始めたのだが、漫画家側はこれを「自演?」と煽るようなツイートをしてしまったため信者からの怒りを買ってしまった。
「元のほうが面白い プロ失格やろ」
「佐藤秀峰先生に裁いてもらおう」
「パクリ云々よりも 元ネタの人をブロックしておいて、何か言われたら『ん?何この人??へんなのがきた(意訳)』と仲間と楽しく会話してたところ」
「言うほどパクリか?」
「プロの漫画家は表に出ないがパクりまくりだろ。毎週爆笑ネタ考えれるわけない」
様々な声が寄せられているが、漫画家側は騒動について謝罪、そして元ネタとされる人物に対しても直接的な謝罪をするに至った。
しかし、この謝罪コメントが有料会員向けのコンテンツとして展開されたためさらなる怒りを買う形に。
現在は有料であるはずの文面を晒す者も現れるなど新たな展開がなされているようだが、このような有料コンテンツの晒しには違法性が伴うことは言うまでもない。
些細なことがボタンの掛け違えで大騒動へと展開していった今回の事案、当事者同士が和解に及んでいれば取り立ててそれ以上騒ぐほどでも無い気がするがどうなのだろうか。(文◎編集部)
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