やはり新宿はサメの街だった!?「東京国際サメ映画祭 TOKYO International Shark Film Festival」(12/6 ロフトプラスワン)イベントレポート

2017年12月16日 

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001.jpg入口に設置されたサメ映画祭シンボルマークとイベントポスター。気合い入ってます

002.jpg当日限定メニューの一部。サメカクテル、サメのヒレ茶、サメの唐揚げ、サメグミアイス

003.jpgトークコーナー。左から、中野ダンキチ氏、三留まゆみ氏、ドリー尾崎氏、テリー天野氏、GPタカハシ氏、中野将樹氏

004.jpgイベント後半は、仰天のナチス+サメ映画「Sky Shark」予告上映など、サメ映画マニアならではの濃いトークが展開

005.jpgイベント終盤に登場したサメドローン。会場を泳ぎ回ってました。かわいい

006.jpg裏方で活躍していたアシスタントのサメ子ちゃん。かわいい

いまサメ映画が来てる!?

きっかけは数ヶ月前。ロフトプラスワンで久しぶりに再会した出版映像プロデューサーのGPタカハシこと高橋信之氏と立ち話している時に、氏から「これからサメ映画が来ますよ!」と囁かれた。そしてあれよあれよという間にイベントが決定。しかも「東京国際サメ映画祭」というとんでもない大風呂敷での開催となった。

サメ映画といえば「JAWS」と「オルカ」(これはシャチ?)ぐらいしか知らない私としては「ホントに来てるのか?」と半信半疑な所もあったが、実際にチケットを売り出してみるとなんと1週間でソールドアウト! すいません、サメ映画来てました。

そしてイベント当日。『サメからあげ』、『サメのヒレ酒』、『サメグミアイス』などのサメ尽くしメニューも用意された会場にサメ映画ファンが続々と集結。イベント開始前から異様なテンションで「鮫の惑星」や「ファイブヘッド・ジョーズ」などの最新サメ映画予告編の上映で早くも大歓声があがる。サメ映画、熱いよ!

いよいよ開演。まずはゲストのトークからで、司会のGPタカハシ氏をはじめ、中野ダンキチ氏、中野将樹氏、テリー天野氏、ドリー尾崎氏、三留まゆみ氏というこれまた濃いメンバーがステージに登壇。高橋氏から「今回はあえて第0回だが、来年には第1回を開催する。この映画祭を若き映画クリエーターの登竜門にしたい」と開催主旨が熱く語られた。

トークの後、いよいよメインである「シャークネード5 ワールド・タイフーン」の上映が行われた。私は全然知らなかったが「シャークネード」はアメリカの人気テレビ映画シリーズで、タイトルのシャーク(サメ)+トルネード(竜巻)の合成語の通り、無数の人食いサメが竜巻に乗って世界中の都市に到来し、人々をパニックに陥れるというメチャクチャな設定の映画なのだ。(ちなみに「5」ではロフトプラスワンのある新宿歌舞伎町や東京タワーにもシャークネードが出現する)


サメ映画を若きクリエーターの登竜門に

「シャークネード」シリーズはニコ生でも人気コンテンツで、コメント欄がものすごく盛り上がることで有名らしいが、この日も上映中は観客からのツッコミや声援、そして爆笑の嵐だった。特にラストシーンでの「ええええっっ!!??」という客席のどよめきはまるで地鳴りのようだった。(私もびっくりしました。未見の方は是非観て欲しいです)

GPタカハシ氏は岡田斗司夫氏らと並ぶオタク第一世代として、SFサークル「宇宙軍」を立ち上げたり、世界で初めてコスプレという言葉をメディアで使用したりという筋金入りのオタクプロデューサーであるが、だからこそ今回のサメ映画祭にかける想いも単なるノリだけではない熱い情熱に裏打ちされている。


「若いフィルムクリエーターにとって(サメ映画のような)ジャンルムービーとは、無名の新人監督がファンとなる観客層を獲得する絶好の機会なのです。おバカな映画クリエーターをめざす新人監督の登竜門、ブレイクゲート(突破口)として、サメ映画ファンのチカラを期待したい」(GPタカハシ)


今後はスタジオやプロダクションと新人クリエーターとのマッチングまでを視野に入れた「東京国際サメ映画祭」。来年の第1回開催はもちろん、将来の新人クリエーターによるサメ映画製作まで、今後の展開を大いに期待させる壮大なスケールのイベントだ。

なおイベント終了後に分かったのだが、この日(12月6日)は1975年に「JAWS」が日本で初めて公開された日でもあった。これはサメの神様のお導きですねー。


レポート◎加藤梅造


東京国際サメ映画祭 特設サイト

東京国際サメ映画祭ツイッター


「シャークネード5 ワールド・タイフーン」トレーラー

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