【熱気】知的障害者バンド「スーパー猛毒ちんどん」を知っていますか?|聞き手◎久田将義【前編】

2018年02月16日 

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「な、何だこれは」

それが第一印象でした。「何だか分からないけど、とにかく熱い!」。それが障害者バンド「スーパー猛毒ちんどん」のパフォーマンスでした。歌詞がまたすごい。正直、一瞬引きました。でもこれが「本音」なんだと思いました。そして、僕(ら)が障害者たちと正面から向き合っていなかった事に気づきました。何でこういうバンドを結成したのか。ライブをし始めたのか。

「にじ屋」というリサイクルショップが埼玉・さいたま市にあります。
http://www.nijirock.com/nijinokai/nijiya 
彼らが運営しているリサイクルショップで、障害者本人が働いています。そのコンポーザー佐藤さんに、「何でこんな熱い事を始めたのか」聞いてみました。


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字が読めないから、遠出をしてもご飯にはチェーン店のみ


――「スーパー猛毒ちんどん」は雨宮処凛さん(作家)が書かれていた熱い記事で知ったのですが、どうやって活動がはじまったのですか?

佐藤:うちはもともと「虹の会」という名前で、身体に障害のある人の集まりだったんですけど、だんだん知的障害の人も集まるようになったんです。それで、せっかくだから、みんなが普段、「障害があるゆえの現実」や「世間に対してに思っていること」を歌にしよう、と。
最初は遊びでした。そしたら、「バックバンドをやりたい」っておもしろがってくれる人が出てきて、今の「スーパー猛毒ちんどん」というバンドができて、特になにかを目論んで計画的に企てたわけではないんですよ。

――自然発生的な感じなんですね。

佐藤:音楽がやりたかった! というわけではなかったですね。でも彼ら(「虹の会」のメンバー)が思っていることを形するのに一番いいのは音楽かもしれない、という気はするんですけどね。

――そうですよね。文章よりもインパクトがありますしね。

佐藤:そうなんですよ(笑)。そうなるともうインパクトありきで、白塗りにしようとか、衣装もレオタードだったりカツラをかぶったりして、誰が職員か障害者かわからなくしようと思って。そうしたらサウンドもだんだん激しくなっちゃって。まずはパっとお客さんの目をひかないと意味がないというのはありますね。彼らにしてみると、肩肘張って「表現がしたい!」というわけじゃないんですよ。現実に自分たちに起こった悲惨な歌詞を、楽しく歌ってしまおうと。

――いくつか読ませてもらいましたけど、確かに歌詞は重いですよね。

佐藤:それでもやっぱりちんどんバンドだから、手拍子ができるような音頭にしたり。メンバーに自閉症のイチマルっていうのがいるんだけど、服をだいたいいつも後ろ前に着ちゃうから、「イチマルいつも後ろ前」っていう曲を作ったりして。そうすると「今オレの曲! かっこいいだろう!」みたいな感じになって、みんなで「違う違う」って。ちょっとディスってるのに(笑)。
でも、彼らってすごく道のはじっこはじっこを歩いて生きてきているから、注目されることの重要性っていうのはありますよね。せっかく街に出かけても字が読めないから、どこに出かけても、ご飯にはマクドナルドか吉野家に入るわけです

――同じ店っていうことですか?

佐藤:全国一緒だから安心なんですよ。どの店舗も自分が知っている同じメニューがあるから。

――そういうことか...なるほど。

佐藤:知らないお店に入って「注文どうしますか?」って聞かれても、メニューを見たって読めないし、値段もわからないし。わからない! ってパニクっちゃうんですよね。だから、ちんどんでメンバーひとりひとりが注目されることは嬉しいですよね。

――だからといって、「スーパー猛毒ちんどん」は「運動」とか「活動」っていう雰囲気でもないですよね。

佐藤:あぁ〜、それはちょっとまた違いますね。

――エンターテイメントしていますよね。

佐藤:彼らは小学校・中学校は普通学級にいて、高校でやっと養護学校に入ったっていう人が多いから、小中とすごくいじめられてきているんですよ。
でも今、ステージにあがっちゃえば自分のほうがスーパースターだから、とにかくかっこよくやってやろう! と。普段どんなにちょっとダメでも、ここだけは主人公でいようぜって。あんまり、「その先に何があるか」と考えているわけではないけど、今までの鬱憤や承認欲求を満たせる部分っていうのはあるかもしれないですよね。

――それはいいですよね。ともすれば政治的なことも行きがちなジャンルですからね。


知的障害があると、みんな本人の意思を聞いてくれない


佐藤:「あんたの障害年金がなかったら一家が生活できないの」っていう年金の歌もあって。これは、明るい話じゃないんだけど...「虹の会」は「どんなに障害が重くても地域で暮らすのがあたりまえ」を活動の方針にしているので、メンバーはほとんど一人暮らしをしているんです。
当時、通って来ていた子が「わたしも一人暮らしがしたい」って言うから、僕らもそのサポートに入ったんですね。その子は、「白いタンスを買ってかわいい部屋にする」っていう夢があって。僕らとしても、障害年金が入っているはずだし、ある程度それが貯まっているだろし、夢が叶うなって思ってたんですよ。それである日、自分の通帳を持ってきてもらったら、お金がなにもない。なぜかっていうと親が全て勝手に使っちゃってたんですよ。

――親御さんが管理されていたんですね......。

佐藤:その子も、そんなことされちゃ困るから、「自分の通帳は自分で持っていたい」って言ったんですけど、本人も管理をして持っていられないから、「虹の会」の事務所で預かってたんです。本人が使いたいときにだけ下ろすようにしてて。その子の親がちょっと変わった方で、話を聞いてたらどうも借金があるっていうことが判明したんです。でも何の借金かっていうのは、かっこつけて教えてくれない。やりとりをしているうちにその子の親戚が出てきて、「この子の親は高齢ですし、借金の肩代わりもさせられたうえに障害のある子を自分たちが引き取るのは困ります」っていう感じで。
結局、その親戚たちがどうしたかっていうと、よってたかってその子を施設に入れちゃったんです。「虹の会」にいると、一人暮らしの夢をもたせてしまうからって通うことすらやめさせて。その子の障害年金で実現できたはずの夢なのにね。でもまぁ、その年金は全て借金返済にあてるということになったんですよ。

――とんでもない話ですね。

佐藤:福祉事務所は、親戚とか、血の繋がりのある人の意見を重要視するから、「虹の会」も強制的にやめさせらました。知的障害があると、みんな本人の意思を聞いてくれないんですよ。
みんな親の意見ばかり。他にも「誰かに話したら警察に捕まっちゃうからね」という近親相姦の歌もあるんですけど、そのままの言葉を親が子どもに言ってたんですよ。その事実がわかったのが、「虹の会」のみんなでストリップに行こうってことになった時なんですけど。

みんなすごい楽しみにしてたのに、前日になったらその子がひとり意気消沈してたんですよ。どうしたの? って聞いたら「お母さんが行くなって言った」って。「そんなの気にしなくていいじゃん」って言って、そのまま話してて、なんとなくセックス的な話題になったときに、「お母さんは誰にも言うなっていうんだけど...」っていうことで、二人の間でそういうことをされているのを俺に言ってきたんですよ。
それで、「とにかく家に帰ると自分は外に出られなくなってしまう」って鬼気迫っていて。

まぁ、この心理も難しいんだけど、「自分は来たくてしょうがないんだけど、家に帰ると出られなくなってしまうから事務所に泊まりたい」って言い出したんです。結局、一ヶ月くらい泊まってたのかな。その間はずっと楽しくやってたんだけど、一回家に帰っちゃうと...。

――外に出られない、と。共依存的なものもあるんでしょうか。

佐藤:親がとにかく子どもを離したくないっていう人で、その気持ちに本人が共鳴しちゃうのかもしれないですね。

――歌詞そのものが重いですから、いかに音楽に昇華させるか難しいですよね。

佐藤:だからとにかくポップで口ずさんで帰ってもらうっていうのに重きをおいています。「虹の会」がやっているリサイクルショップ「にじ屋」というお店があるんですけど、そこに来ると店内で「スーパー猛毒ちんどん」が流れているので、お客さんはみんなとんでもない歌詞を鼻歌しながら帰って行くんですよ。お母さんが赤ちゃんをあやしながら「俺たちは先生に〜、いじめられた〜♪」って(笑)。 *「いじめ」

――その曲は僕も耳に残りましたよ(笑)。


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大手企業が「障害者雇用しています」という言い訳をしている


――差別的なことを受けた経験もあるんでしょうか?

佐藤:結構だまされますよね、みんな。

――だまされる?

佐藤:携帯に電話がかかってきて、「◯◯に当たりました、それを受け取るためには100万円を振り込んでください」っていわゆる「当選しました詐欺」とか。しかも、そのまま払っちゃってて、80万円くらいまで払ったところで僕らが気づいたんだけど払っちゃったものは返ってこなくて。
あと、これもね、難しいラインなんだけど、うちに来ている子の同級生が「一般就労」っていうたったひとりの障害者枠で大手販売店に入社してたんです。でもひとりで「一般就労」した子が、会社に友達なんてできないわけですよ。喋るのは自分の担当の社員のみ。
それも、朝9時に出社してお昼には「帰っていいよ」とか。ひどい時なんて朝行ってすぐに「帰っていいよ」って言われて。要は障害者を雇っているっていう実績だけが欲しいから、実際には働かせているわけではなかったんですね。掃除とかはさせてるけど。
会社に仲間がいるわけでもないし、相談する人もいないし、ときどき「にじ屋」にも遊びに来てたんですよ。でもうちってイベントや行事の打ち上げでお酒を飲んだりするんだけど、親がどうもそういうのがいやで「もう行っちゃだめ」って言われてしまって。みんな二十歳すぎているから問題ないのにね。その子なんて一般就労するくらいだから、頭もいいし弁も立つし、普通にコミュニケーションもできるし。

問題はここからなんですけど、バレンタインのときに、誰かにチョコあげるの? なんて話をしてたら、高校の先生にあげたって言うんですね。でも卒業して10年以上たってるから、なんだかおかしいぞと思って、いつあげたの? みたいになんとなく聞いていったら、どうもその先生はその子に手を出してたんですよね。でも、卒業もしているし大人だから、「自由恋愛」って言っちゃえばそうなんですけど、携帯をチラっと見たら、その先生から卑猥なメールがいっぱい来てたんですよ。

それに対して彼女がノリノリで返信をしているのなら別にいいですけど、メールの意味がわかってないから、「はい、今日は天気がよかったですね」って返信をしてるんですね。これはちょっと変だぞと。ただ、本人が好きでにじ屋に遊びに来てるだけだから、親御さんのこともわからないし。先生にいいように利用されちゃっているな、と。告発しようにも、ちょっとどうしようかなと思って。

――それは行方が心配ですね。大企業は勤務実態がないのに、形式上では障害者を雇っているということも初めて知りました。

佐藤:ちゃんとやっているところもあるとは思うんですけど、本人たちに話を聞くとそもそもが週3日休みなのに、勤務日に行っても「今日はもう帰っていいよ」って言われちゃったり、休みがめちゃくちゃ多かったり。

どういう仕組みなんでしょうね。ただ、雇わないと企業イメージも悪くなるから。某大手スポーツ用品店は1店舗1人って障害者枠を決めていたんですけど、そんなの余計に仲間もいなくて孤立してしまうだけですよね。いま、その子は手紙を送ってくるようになって、さっき話したイチマル宛てに、毎日......多いときは1日に3通くらい届くようになって。

これはたぶん彼女なりのヘルプなんだろうけど、どうやっていけばいいかすごく考えてるところなんですよね。親は世間体を気にする人でうち(にじ屋)に近づけたくないらしくて。うちは障害者業界の不良の集まりとか言われちゃって。髪染めたい人は染めるから金髪も多い、常勤職員がいるにしてもひとり暮らしをするし、打ち上げでお酒も飲むし、でもそれって大人なんだから普通のことですよね。それだけで不良って言われちゃう。

――成人もしていれば本人の自由ですからね。そういうことは多いんですか。

佐藤:親が、「ずっと子供のままでいさせたい」って思っているパターンはよくありますよね。いくつになっても女の子にはピンクを着させる、みたいな。全て親が決めてしまって。

だからうちはなるべく、かっこよくっていうのをよく言っていますね。うちは福祉の補助金で運営しているんですけど、だいたいこういう作業所って3時になったらみんな家に帰らされるんですよ。いい大人が3時に家に帰っても、何するんだって話しですよね(苦笑)。おそらくさいたまの福祉の補助金でやっている作業所は、うち以外は全部そうなんですよ。でもうちはみんな23時くらいまでご飯食べたり、喋ったりして事務所にたまってて、休みの日はみんなでライブとかプロレスとか行ったりしてます。


知的障害は「機会」や「チャンス」が少ない


佐藤:虹の会は遊ぶお金だけは、僕ら職員から借金ができることにしているんです。

――遊ぶお金を! めずらしいですね。

佐藤:一応、次の給料日で返すってことにはなってるけど、どんどんたまってく人もいますよね(笑)。ライブだとか楽しい遊びだとかは、行かなければ行かないで済んじゃうんですよ、でもそれを行くことによって、次の意欲が出るじゃないですか。「今度は違うバンドが見たい」とか、「こんなイベントに行きたい」とか。それは、その分だけお給料が増えればいいことだから、もうちょっと「にじ屋」の売り上げをあげようとか、売り上げ目標を達成するのにお店のビラを配ろうとか、仕事に対する意欲もでますよね。

――なるほどなるほど、いい循環ですよね。

佐藤:借金がどんどん増えて返しきれない人もいるけど(笑)。でももうしょうがないですよ。さっきの大手販売店の子もそうですけど、みんなでわーっと集まったり、お酒を飲んだりすることにすごく憧れているんだけど、しないならしないでも今までそうやって生きてきちゃっているわけで。

そうして、たぶんそのままの人生を送ってそのまま死んでしまう。だから多分、知的障害って「機会」や「チャンス」が少ないんです。悪いことをする仲間がいない。それがすごく寂しいですよね。詐欺にあっちゃったり、先生にだまされても、相談できる人がまわりにいないし。

まず、親が相談する人になりえていないのが問題ですよね。結構、「重度の知的障害者の場合は親がおっぱいを触らせるのは当たり前だ」なんて言い出だす人もいて、お前何言ってんのって思うんですけど。障害者村じゃないけど、親御さんの集団なんてとくに排他的で、「助けてもらいたい、理解してもらいたい」って言いながら、自分の子を自分がかかえることで自己実現をしようとして、自分も仕事をしないで子供がどこか行くのにもいつも四六時中一緒にいて、それを生きがいにしちゃっている人も多いんです。そうするとうちみたいのは、「生きがいをとるな」って言われちゃう。

――なるほど、だから「にじ屋は不良」とか言われちゃうんですかね。

佐藤:そうかもしれないですよね(苦笑)。

――軽い気持ちで言えないですけど、親のいないところで騒いで遊ぶっていうのは必要ですよね

佐藤:音楽もその中のひとつで、バンドやライブを楽しみにしていて、だれひとり緊張しないって言うんですよね。彼ら音楽の授業は大嫌いっていう人が大半なんだけど、「歌が下手」とか「間違うな」って怒られちゃうから。でも「スーパー猛毒ちんどん」は別にそんなこと言わないから。歌詞がそもそもみんな覚えきれていないから(笑)。

でも、中にはちゃんと覚える人もいるわけで、そういう人がいれば覚えられない人がいても大丈夫(笑)。感想の小節数が数えられなくても全然問題なくて、指揮者みたいにキューで「今歌うとこっ!」って指揮しているんですよ。

ーーそういう意味では音楽っていいですよね、発散もできるし。

佐藤:自由にできますからね。あと、いろんなレベルの子が一緒になって楽しめるんですよね。自閉症の子の特徴でもあるんですけど、一回変に覚えるとそれがはずせなくなっちゃう子もいて、一回歌詞を聞き間違えるともうなおせないんですね。でもしょうがないからまあいいか、と(笑)。歌をうまく歌おうとか、歌詞を間違えないようにとかは考えなくていいから、ふりつけの動きをでっかくしてって言ってるんです。そのほうがかっこいいから。

――パフォーマーみたいな意識ですよね。たぶん解放された気分になるんでしょうね。先生にだまされたりする中で、にじ屋でみんな集まって発散するっていうのは人生が豊かになるような気がしますけどね。


ひたすら同じ毎日の繰り返しを続け、鬱になる


佐藤:やっぱり学校もたいへんだったみたいで、結構、先生に嫌な思いをさせられたっていうのは多く聞きますね。 いじめられても「あんたたちばかなんだから」みたいな扱いをされて放っておかれる、とか。

養護学校の高校3年っていうのはほぼ職業実習に行くんですけど、そのときに、「わからないって言うな」とか「疲れたって言うな」って言われるらしいんですよね。とにかく「頑張ります!」って言えと。だから一般企業に就労した人はだいたい3年でやめちゃうんですよ。

でも彼らは真面目で、時間については僕らなんかより全然真面目で、朝9時に行くって決めたら何があっても9時にはついているんですよ。言ってみればわりのいい機械みたいな扱いをされてしまったり。たとえば、必ず9時に行っても仲間もいない、誰とも喋らず、毎日同じ3時のバスで帰ってきます、一般就労だからお給料も20万円くらいもらえます、だけど使い道はなにもないんです。休みの日はずっと家にいて、同じDVDを見て......そうすると毎日がなんにも起こらないんですよ。

ひたすら同じ毎日の繰り返し。昇進もしない、遊びもしない。そうするとある日、突然いけなくなったりするんですよ。本人もわからない、理由がなにもないけど、体が動かない。毎日に目的がないから、鬱になっちゃったりするんですよ。毎日になにも夢がないから。そこを何か考えなくちゃいけないのに、雇用率のために障害者を必ず一人採らなくちゃいけないなんて掲げられてもうまくいかないですよ。

――数字だけ見ても「どうだ、ちゃんとやっているぞ」なんて言われても、中身が今おっしゃったようなことじゃ困りますよね。そうですよね、毎日同じ生活を何年もしていたらそりゃあ鬱になるでしょうね...。

佐藤:だから大手小売店がダウン症や障害者を雇用するのは、45秒できっかり具材を返せるから、だったりして、確かに俺らだったら45秒って結構見逃すんですよね、でも彼らは時間をきっかり守れるから。
でもじゃあ大手小売店で若者がワ〜っとやってるCMにダウン症の子が出てくるかって言ったら絶対出てこないですよ。だからって、大手小売店は結構障害者をたくさんとっているし、悪い企業ではないんですよ、しょうがないんだけど、しょうがないんだけど......でも、だったら他に何かしたいと思っていて。

じゃあ、仕事は毎日同じでもいいけど、それ以外の生活をどうにかしないと何もない人生になってしまうから。みんなほんとに真面目だから、金髪でも真面目だから、不良なんて心外だけど。だから僕は、一緒に遊びに行ったりとか、栗橋のストリップとかライブに行くことをやっていきたいんですよね。

――いや、絶対そうですよね、人生には非日常って大切ですよね。ハレの日じゃないですけど。(後編に続く)

Photo:NaokiTajima

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