もうすぐ放送
テレビで放送される番組には、ヤラセ、偏向報道、イジメに繋がる、子どもが真似する、食べ物を粗末にするなと厳しい視線が向けられる昨今だが、現在発生している騒動は倫理問題という観点。
渦中にあるのは10月6日19時より放送の『【タイキョの瞬間!密着24時 ~出て行ってもらいます!~】強制退去を捉えた緊迫のリアルドキュメント』(フジテレビ)。
番組予告が発信された直後より、面白おかしくバラエティ的に報じる内容ではないという指摘が多数寄せられることとなってしまったのだ。
「オーバーステイの人の摘発を面白おかしく放送するのはやめてください。」
「当事者が発言できる機会を確保して制作してください。」
「放送中止すべきです。こんな日本でオリンピックやら、労働力として海外から来てもらうとか言ってるなんて、何なんでしょう。奴隷のように働かせていたり、 入管で必要な医療も受けさせず死者が出てること知っていますか?」
「ばら撒かれた偏見は回収できないんだよね」
「入管があんだけ問題になってるときによくこんなのやれるよね」
「企画内容がすでに外国人への差別、排斥に満ちています」
「お茶の間で「人間狩り」がエンタメ消費される時代になったんだな...」
まだ放送されていない番組の炎上騒動だけに、中立な立場を貫くインターネットユーザーからもこの企画については様々な声が寄せられることに。
「出ていってもらいます!ってやべえタイトルだなあ バラエティじゃん」
「出て行くのは当然として、番組にするのはどうかと思うわ」
「テレ東のヒットしてる番組の真似しようとした番組タイトル」
「池の水抜くと一緒じゃん 外来種排除!wてか」
「国民の血税全部抜く って、番組できそうだな....」
「せめて放送してから文句言えよ ステマか?」
現在は厳しい目が向けられたまま放送開始が待たれる状況となっている。一部の過激な番組企画反対派からは、この番組内容を海外に向けて発信し問題提起すべきなのではといったアイデアが出されている様子。排他的な内容となるのではという憶測からの炎上騒動となっているようだが、この騒動は放送終了と同時に沈下することになるのだろうか、それとも加速することになるのだろうか。(文・編集部)
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