マネージャーを脅迫。書類送検されて、謝罪したタレント泰葉さんのニュースが流れました。そもそも、実はマネージャーの仕事はあまり知られていないのではないでしょうか。泰葉さんのマネージャーだけが悲惨ではありません。
「売れたのは自分の実力、売れないのは、マネージャーや事務所、関わっている制作会社等のせい。タレントには、うまくいかないことは他人に責任転嫁する依存的な考え方の人が少なくありません。また、仕事が安定していないと精神的も不安定になり、私生活にも支障をきたします。辛いことが あった時に、マネージャーはサンドバッグの代表品のようにボコボコにされることもあります」(スポーツ紙記者)
辛いことを一緒に乗り越えて、タレントとマネージャーで夫婦になるケースもありますが、悪いことをするための道具のように使われるケースも少なくないようです。
「タレントが気に入らないことを解消するために自分自身の手は汚さずに、マネージャーを使者として利用しながら攻撃するケースもあります。芸能界を引退した某タレントが 自分の子供の同級生の親をマネージャーに攻撃させたという事件もありました。しかし、そういう攻撃の使者をマネージャーが断ると、タレントは、マネージャーを敵とみなして攻撃対象にしてしまうのですね」(週刊誌記者)
担当するタレントに敵とみなされたら、業務にも支障出ますし、精神的にもこたえます。
「タレントのワガママ、労働基準法違反のブラック企業的なプロダクションの体制に嫌気がさして退社した某有名グラドルのマネージャーは、リベンジのために法律家になる勉強をしているそうです」(芸能プロダクション幹部)。
夢を売るタレントという仕事の縁の下の力持ちのマネージャーが悪夢のような日常を送っているとは、お気の毒です。働き方改革の時代、芸能にも改革のメスが入る事はあまり期待できそうもないです。(文 九頭龍腐流腐流)
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