継続を表明 元ジャニーズ事務所所属の筆者がTOKIOの「今」を考えてみた|平本淳也
男性芸能人は基本的に女好きである。注目されたいしモテたい一心で芸能界を志したという理由に当てはまらない輩は少ないでしょう。もちろんジャニーズの面々なら当然だ。歌や声で世界を愛で包みたいとかバカなことを言っているのは表向きのこと、本心はハーレムでも作って一生遊んでやるといった感じか、少年たちはその報酬のために日夜の努力を続けて邁進している。
そして成功に導かれるとその報酬は思いのままだ。顔と名前があればいくらでも募ってくるのは想像に難しくないでしょう。夜な夜な開催されている「パーティー」に赴けば嫌でも人だかりができるし、その中からチョイスしてお持ち帰りも容易であり、また呼べばいつでも誰かが来る。
しかし、そこまで「自由」でなく、危険とは常に隣り合わせである。遊ぶのも侍らすのも難しい環境ではないが、目立って下手な矢は打てないだけ慎重の大切さはよく理解しているがゆえ、「裏切られる」と思ってもなかった地獄を見ることになる。芸能人は、極楽の山本くんの「痛さ」をよく知っている。
ネームバリューとステータスの両方を持ち合わせてているポジションにあればこその「驕り」とも言えるが、どちらかの「勘違い」によって生じるこの手の事件は無数に存在している。多くは「合意」に至っているものや、あるいは「契約」や「条件」に伴った関係で双方が上手に回しているが、一瞬のすれ違いが人生を壊すほどの破壊力を秘めていることをもう少し認識すべきでしょう。
法律に反するのは最もアウトだが、国民的スーパーグループのSMAPや同じく国民的かつジャニーズ創世記の功労者「フォーリーブス」にしてもそれぞれ複数の逮捕者がメンバーとして存在していた歴史からすればTOKIOはまだ青いのか、すべてのスキャンダルを山口ひとりで賄っている。そんな山口は昔、ジャニーズでは筆頭人気で中心的だったことからTOKIOが生まれたくらいの存在で、テレビの露出を鑑みればその安定さも衆知のことでしょう。
だからこそ今回の事件は大いに痛すぎるだろう。お手本的な立場でなければならないTOKIOだからこそとも言えるが、ジャニーズでは「下の子たち」が抱えている爆弾がいくつも眠っているところ、それが不発弾となってくれと願うが逆に起爆剤となってしまうことを恐れながら難しい「対応」に迫られている。(文◎平本淳也)
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