大沢樹生さんの長男が傷害容疑で逮捕　また改めてワイドショーががなり立てる「誰の子供だったのか」

光GENJ『TRY TO REMEMBER』より。大沢樹生さんが可哀そう

　元光GENJI、俳優の大沢樹生さん（４９）と元妻で元女優の喜多嶋舞さん（４６）の長男、大沢零次容疑者（２２）が２９日、傷害の容疑で警視庁北沢署に逮捕されたことが報じられた。

　今月２５日、２０代の女性に暴行し、全治１週間のケガを負わせた疑い。暴行は度々あったと報道されている。

　容疑者は、大沢樹生が親子関係不存在確認訴訟を提起し、DNA鑑定で実子ではないことが判明していた。

参考資料：大沢樹生さん　関係者から「いい奴」との評判　見せない父親としての苦悩

　親子関係不存在訴訟が、ワイドショーや週刊誌で報じられたのは初めてのことだったようで、法曹界、犯罪心理学研究者の間では、危惧する声も一部にあった。

「両親が有名な芸能人だったからとはいえ、親を子は選んで生まれてきたわけでもないのに、親子関係不存在確認訴訟が報じられたことは、子ども本人にとって大きな心の傷になります。親に存在を否定された心の傷は非行を誘発するケースは少なくないので、危惧していました」（犯罪心理学研究者）

　有名人の子供というだけでも、子供には負担が大きい上に、出生を巡る裁判は、想像を絶する苦悩があったようだ。

「ＤＶの事件の容疑者は親の愛に飢えているという場合が少なくありません。父だと思っていた大沢樹生さんが実父ではなかったという喪失感。親子関係不存在訴訟やDNA鑑定に追い打ちをかけるような報道もPTSDになっている可能性が高いとも言える背景をみれば、被害者ともいえる生い立ちです」（法曹関係者）

　ワイドショーが昔より衰退しているとはいえ、報道により副次的な被害者を生むことがないように留意しなければならない。（文◎冴島奈穂美）