『めちゃイケ』はなぜ来春に終わるのか!? 調べてみたら見えてきたフジテレビの恥ずかし〜い内情

2017年11月29日 

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改編のたびに打ち切り候補に上がっていた『めちゃイケ』が、とうとう22年目を迎える来春、幕を下ろすことになった。ネット上では「遅すぎた」という冷ややかな声も上がってはいるが、長らくフジテレビの「土8」を盛り上げてきた"功労者"であることに違いはない。

「視聴率が30%を超えた時代もありましたが、現在は7%あたりを行ったり来たり。数字だけ見れば危機感を持つのも致し方ないことですが、しかしバラエティ帝国の一時代を築いてきた番組をいとも簡単に切り捨ててしまって大丈夫なんでしょうか?」

と危惧するのは芸能リポーターのK氏。

「フジテレビ内では、局の復活のためには聖域なき改革が必要という声が上がってます。しかし、改革が起こせるほどのバイタリティ溢れる社員が現場にいないという現実の中で逆転一発ホームランを放てるわけがないんです。とんねるずの『みなおか』もそうですが、局の看板長寿番組を次から次へと切り捨て、またゼロからスタートするなんて無謀としか言いようがない」

バラエティ枠の一掃と銘打って一足先に終了した『笑っていいとも』や『スマスマ』。後者はお家騒動が発端で終焉を迎えたと表向きには言われているが、10%届かない視聴率で「いつ打ち切られてもおかしくない」と、めちゃイケ同様ずっと囁かれていた番組だ。

「タモリさんとスマップを切ったところで、風向きが変わるどころか悪化の一途をたどっている。今じゃいいともをなぜ終わらせたんだと、会社の決断に不満をあらわにする社員が続出してます。つまり、名刺代わりになるような看板番組をフジテレビは失ってしまったんですよ。
そこへ再び、バラエティの2大番組『めちゃイケ』と『みなおか』の打ち切りを発表した訳ですから呆れるばかりです。視聴率が多少悪くても、スポンサーが理解を示せば続ければいい。現場の人間はみんな言ってますよ、視聴率が全てではない、大切なのは歴史を継続させる事だと」(制作・S氏)。

たしかに、なぜこうも長寿番組にまで手を伸ばすのか理解不能である。だらだらと身内しか笑えないような悪ふざけをするのが、「フジテレビならでの笑い」だったはずだが。
長寿を残し、他を一掃するではダメだったのか? 新社長の宮内正喜氏は、「タイムテーブルを白紙にする」と、就任直後に明言した。その言葉通り、次々とNOの烙印を押している。だが、「やりすぎ」「先見の明がない」など、社内では相当な嫌われ者のようだ。

「現場の人間を舐めるのもいい加減にしてほしいですよ。『めちゃイケ』は終わる終わるとずっと言われ続けていたけど、終わらなかったでしょ? なんでかといえば、後釜番組が作れないからです。土曜のゴールデンですから、それ相応のものを用意しないと視聴者はますます離れて行ってしまう。せっかく素晴らしい演者が揃っているというのに、それをポイと手放すなんて財産をドブに捨てるようなもんです。勿体ないし、納得できないし、もはやバカとしか言いようがない」(制作・Y氏)。

『めちゃイケ』に関しては、こんな噂も社内で上がっていると、Y氏は続ける。

「ゴールデンがダメだというなら、深夜枠で復活させようという動きがあります。今って色々うるさいじゃないですか、コンプライアンスとか。だけどそんなもんに怯えていたら本当にバラエティは今後テレビから消えてしまいますよ。
どうせ今うちの会社はドン底で、これより落ちることはもうないはず。だったら継続は力なりで、キモいだのつまらないだのネットで言われ続けたって別に気にしない。良い財産を遺す、そのための努力というか、風穴をめちゃイケメンバーと共に開けられたら、何かが変わっていくかもしれません」

言葉は悪いが、「あるもので再活用」。
果たしてめちゃイケ、再復活なるか!?


取材・文◎中川健二

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