ヤラセ疑惑と動物虐待疑惑から正式に番組打ち切りが決定したフジ「ほこ×たて」。サルの首に糸を括りつけ、ラジコンカーと結んで走らせるという動物虐待に関しても非を認め、フジテレビ側は「日光猿軍団」の間中敏雄校長に謝罪を申し入れた。
撮影時から、フジ側と日光猿軍団側では撮影方針をめぐる対立があったようで、間中校長は「必ず問題を起こすと思っていた」と語っている。このようなテレビ制作時の動物虐待は今に始まったことではなく、常習的に行われていることは過去にも多く暴露されている。
たとえば「ほこ×たて」と同じフジテレビが製作し、約54億円もの興行収入を得た1986年の大ヒット映画「子猫物語」撮影当時の動物虐待エピソードはあまりに凄惨だ。
『箱に乗って猫が流れていくシーンでは本当にそのまま流れて行ってしまった、豚が2匹一緒に歩くシーンでは歩かないから糸で縫い合わせて撮影した、猫は何匹死んだかわからない』
『子猫と言いながら死にかけの猫なんかも使ったりしてて、中でも一番酷かったのが、じっとしていない子猫の足を板に釘で打ち付け、固定して撮影に挑んだこと』
『最初は女性スタッフも猫虐待が横行する撮影現場に涙していたが、すぐに全員が慣れてしまうほど日常的だった』
「取れ高」「絵的に」「いい絵にならない」と自分勝手な理由から使い捨て商品のように酷い扱いをうける動物たち。発覚が相次ぎ根絶に動くのは良いことだが、そもそも問題視されるような撮影が行われないよう願いたい。
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Written by ニポポ
Photo by 子猫物語(チラシ)
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