TABLO編集長・久田将義 偉そうにしないでください。

久田将義の週刊気になること。「謝る」とは?

2013年07月19日 久田将義

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ID-10036699.jpg 初めまして。久田将義と申します。このサイトの編集責任者です。何者なのかの詳細はブロマガや、当サイト「日刊ナックルズとは何か」から入って頂ければと思います。

  この連載ではとりあえず、文字通り、「気になった事」を綴っていきたいと思います。喜怒哀楽がどちらかと言えば激しく、それで色々と損もして来たと思うのですが、そういった感情のままに書いてみたいと思う次第です。

   とりあえず、僕は一編集者です。

 

 編集者としては三才ブックスに平社員で入りました。その前に大卒後、『産経新聞メディックス』という産経新聞の子会社で広告代理業を営業をしていました。面白かったのが、現在、プロレスラー高山善廣さんが隣の席だった事です。僕より一つ上で、いやに背が高いなあと思い、話かけてみると東海大相模高校でラグビーをやっていらっしゃったと言うではないですか。

 僕も明大中野高校ラグビー部だったので、たまにそういった話をした覚えがあります。当時から高山さんはフロレスや格闘技の話をしていた気がします。高山さんは退社されてUWFインターに入団しました。U対新日本全面対抗戦以降、どんどん露出が増えて行ったのを憶えています。

 僕はと言えば、大学(法政です)時代から編集をやりたかったので、何とか出版社に潜り込もうとします。で、三才ブックスに入った訳です。そこでは、『月刊ラジオライフ』の別冊を制作していました。

 後にワニマガジン社で「ワニの穴」というムックのシリーズを二か月に一回くらい一人で編集をしていました。時々、『アクションカメラ』(休刊)という月刊誌も手伝ったりしました。この頃から、サブカルチャー、裏社会、アウトロー等に深く関わっていく事になります。

『アウトロー伝説』というムックを出した時、取材先のミリオン出版比嘉健二元社長から(当時、『月刊GON!』編集長兼編集局長)から誘われまして、ミリオン出版に移籍します。

 この会社で初めて「編集長」という肩書を頂きました。僕を入れて三人の小さな編集部でした。雑誌は隔月発行の『ダークサイドJAPAN』と言います。

 当時は――今もかも知れませんが――非常に攻撃的で「どこにでも喧嘩を売る」と本気で思って、編集していました。「気に入らない事は気に入らないと言い続けていたい」。そんな精神状態でした。

 そういった誌面作りでしたので、案の定、色々な所から抗議が来ました。裁判で初めて被告になったのもこの頃です。裁判対策が分からなかったので、たまたまゴールデン街で知り合った元『噂の真相』副編集長川端幹人さんから、ノウハウを電話で教えて頂いた記憶があります。

 暴力団からの抗議にはルポライター日名子暁さんから、その対策を伝授して頂きました。中々身につかなかったですが。というか、今でも身についていませんが。

 

 それで身に付いた事が一つあります。謝罪の仕方です。

 人間、誰しもプライドがあります。頭を下げる事は中々出来ないかも知れません。そこで、その欠けたプライドを埋める為に、相手に対して饒舌になる場合があります。

 一番やってはいけない事です。相手によりますが、収まったその場をひっくり返す時もあります。饒舌は知ったかぶりにつながります。これが、相手に対して最も気に障る事でしょう。

 そこでは、ひたすら頭を下げるのみで余計な事は言わないというのが、大人というものです。(次号に続きます)

Written by 久田将義

Photo by Salvatore Vuono

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究極の謝罪術

裁判沙汰って、ねぇ

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