5月29日付けの記事 『反レイシズム団体のダメさ加減が在特会、ネトウヨを生き返らせている!?』 において、重大な事実誤認が2点あるとの指摘を受けましたので、下記のように修正すると共に、不確かな情報を掲載してしまったことをお詫び申し上げます。
(誤1)プラカ隊の後にしばき隊が結成された
ご指摘の通り、前後関係が逆であったことをお詫び致します。 時系列として、しばき隊のあとにプラカ隊であると訂正させていただきます。
(誤2)おまけに警察を焚きつける意味もあったのか、しばき隊には暴力団に籍を置く者や、準暴力団に指定されている団体も引き入れ
反レイシズム運動に参加されている方への聞き取りの結果、『反レイシズム運動の中には様々な名称のグループが存在するものの、それらははっきりとは組織化されておらず、横の繋がりがある場合と、現場で顔を合わせる程度の関係でしかない場合など距離感が様々であり、まったくの個人で参加しているだけのケースも多い。また、何百人という大人数が参加する場合は、どんな属性の方が運動に加わっているのか、参加者はおろか何かしらのグループの中枢にいる人物でも把握できていない』 という実情を把握致しました。
したがって、独自の取材ルート・情報元からもたらされた内容と合わせ、下記のように訂正させて頂きます。
『おまけに警察を焚きつける意味もあったのか、反レイシズム運動には暴力団に籍を置く者や、準暴力団に指定されている団体メンバーをも引き入れ』
この "引き入れ" という表現が妥当かについてですが、今回頂戴したご指摘の中に 「松沢呉一氏が説明したのに」 という一文がございましたので、まず松沢氏の記事の内容を引用させていただきます。
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[元記事] お部屋2517/しばき隊の「暴力性」 1---行政警察活動の根拠を作る
(http://www.pot.co.jp/matsukuro/20130627_133112493932355.html)
※全文は元記事でご確認ください。
(前略) そこで野間易通が考えたのは「警察を使う」ということでした。(中略)
本来「お散歩」は司法警察活動として取り締まるべきものです。違法行為ですから。それをやらないのであれば、行政警察活動をやらせようと。「よっしゃ、このまま放置したら、大変なことになることを警察にわからしたろ」と野間易通は飼い猫に呟いたのでありました。あそこんちは猫がいっぱいいます。
平和的で、穏やかで、良識のありそうな人たちでは警察を動かすことは簡単ではない。それでは陳情、お願いの類にしかならない。チンピラ、不良、はぐれもん、愚連隊、暴走族、ギャングが集まって、「お散歩」に対峙するとなればイヤでも危険回避のために警察は動く。血で血を洗う暴力抗争にでもなれば警察の責任を問われましょう。(後略)
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こうした松沢氏の解説と、私の元にもたらされた "とある監視を生業とする方々" からの「別件で調査している○○の所属メンバーが参加していたのだが、何か情報を知らないか?」また「××の構成員を見かけたのだが、あの運動はそういうものなのか?」といった問い合わせがあったことなど、複数の情報を照らし合わせた結果、"承知の上でで引き入れた" が妥当であると判断するに至りました。
しかしながら、組織の構成図や相関図などが不明のまま、安易に「しばき隊には」と書いてしまったことをお詫び申し上げると共に、上記のように「反レイシズム運動には」と訂正させていただきます。
この度はご不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。 元になった記事は、以上のように訂正し、一度修正を入れた旨を表記させていただきます。
荒井禎雄
久田将義(東京ブレイキングニュース編集長)