シバター氏のチャンネルで大人気の「瀬戸弘司を救いたいシリーズ」より
どーもー!
日本一Bad評価の多いYouTuber、シバターです。
前回はYouTuberが最も脅威に感じてる"BAN"(運営側からアカウントを剥奪、ないしは停止されること)についてお話しましたが、今回は"視聴者の飽き"そしてコンテンツとしての寿命の話をしたいと思います。
◆ユーチューブの視聴者は飽き性
さて、常にユーチューブと運営であるグーグルの気まぐれなBANに脅えながら毎日動画をUPしているユーチューバーですが、そもそも生活していくためには人気を維持し、動画を視聴者に再生してもらわなければなりません。
第一回で説明しましたが、ユーチューブを見ている主なファン層は小~高校生の若年層です。
自分の若い時の事を思い出してみてください。
ドラマ、アニメ、マンガ、歌手、アイドル、お笑い芸人...すべての流行り廃りが激しかったのではないでしょうか?
ユーチューブ界も同じです。
飽きが早い若い層の人気を取り続けるのは容易ではありません。
ユーチューバーは自分の動画において、必ず人気シリーズ、鉄板ネタといったものを持っているのですが、それも何回もやるうちに視聴者は飽きてしまいます。
私の動画では"瀬戸弘司を救いたいシリーズ"なるものがあります。これは動画投稿をお休みしがちな瀬戸弘司というユーチューバーに向けたビデオレターの様な動画で、このシリーズを投稿する度に多ければ100万再生、少なくとも50万再生を稼ぐ人気シリーズなのですが、最近は再生数が稼げなくなってきてしまいました...。
勿論、毎回内容が同じでは視聴者も飽きてしまうため、様々な工夫をするのですが、それでもやはり視聴者には飽きがきてしまいます。
◆扱うゲームのブーム終焉と共に人気を失っていく者たち
自身の人気シリーズに依存し、没落していくユーチューバーも少なくありません。人気のゲームをプレイ・実況し、その様子を動画にするゲーム系ユーチューバーにそれが多く見られます。
人気スマホゲーム『パズル&ドラゴンズ』の実況で人気を博した"マックスむらい"や"sasuke"は『パズルアンドドラゴンズ』が人気絶頂期だった時、動画の再生数は平均50万~100万再生。物凄い人気がありました。
しかし、現在『パズル&ドラゴンズ』は下火です。ゲームのダウンロード数は落ち、プレイ人口は減少の一途を辿っています。ゲームの内容も3年前は大金を課金しなければ容易には成し得なかったレベル上げも今では簡単にでき、レアなモンスターも無課金で手に入るバーゲンセール状態なのです。
『パズドラ』が大金を必要とした時代、大量に課金し、ゲームプレイヤーたちが羨ましがるようなモンスターを手に入れまくるパフォーマンスを見せていた"マックスむらい""sasuke"......、
彼らの動画を見る者はもういません。
ゲームのブーム終焉と共に彼らは消え、そして再浮上することなく、今は新たな柱となるコンテンツを探しています。
この様に、一時期は物凄い人気を持っていたとしても、扱うコンテンツの流行廃りで自らの人気も無くなっていくユーチューバーも少なくありません。
◆ユーチューバーはオワコンとの戦い
ユーチューバーは自らがオワコン(終わったコンテンツ)にならないために、常に新しいネタやコンテンツ、人気シリーズを作って行かなければなりません。
ゲーム系は取り扱うゲームの人気が廃れる前に、次に"来る"ゲームを見つけ、イチ早く始める事が必要です。
それがモンストなのか、マイクラなのか、リネージュなのか、PUBGなのか...(全てゲームです)。アンテナを張って常に流行を見据えなければなりません。
勿論、新しいコンテンツを探すだけでは再生数は維持できないので、今乗っている人気のコンテンツで数字を稼ぎつつ、新たな金脈を探す必要があります。
前にもお話した通り、今どんどんユーチューバーを志す若い層が出てきています。若い感性を持つ新人相手に、勝負して行かなければなりません。
これはお笑い芸人やタレント、アイドルと同じ悩みと言えるのではないでしょうか?
コネや事務所のパワーで仕事を振ってもらえる事が少なく、自身の人気がストレートに収入につながってしまうユーチューバーの方が、切実な様にも思えます。
文◎シバター