ほぼ週刊吉田豪 僕がなぜこれをRTしたのか

僕がなぜこれをRTしたのか『石原慎太郎の貴乃花擁護ツイート』|揉めたのは...『吉田豪のせいだっ!』論 連載第二回

2017年12月01日 PR 

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男の粋な生き方(幻冬舎)

石原 慎太郎‏
@i_shintaro
立場の上の人間に金物で殴られて怪我をした子分を保護者の親方が被害者としてまず警察に訴えるのは世間では当たり前のことだ。常識的な措置を選んだ貴乃花親方を非常識のように非難する世間は相撲協会というブラックボックスを開かす気がないのだろうか。
11:37 - 2017年11月27日
https://twitter.com/i_shintaro/status/934974533185847296

石原 慎太郎‏
@i_shintaro
これだけモンゴル人の力士が増えると相撲協会も彼等に気兼ねせざるを得まい。横綱の目下の者への暴力は相撲道の恥だ。それを正式に告発した貴乃花親方の勇気は素晴らしい。
12:00 - 2017年11月22日
https://twitter.com/i_shintaro/status/933168159791595521

石原慎太郎ぐらい大好きな人と大嫌いな人とで真っ二つに分かれる人も珍しいと思っていて、ボクはもともとあの人のことは嫌いだったんですけど、インタビューで直接会ったら人気がある理由もよくわかって、人としてはかなり好きになりました(政治家としては別)。で、そういうスタンスになったからこそわかることもあって、それがたとえばこの貴乃花擁護発言なわけです。

テレビとかでは貴乃花ばかりが非難されがちな中、石原慎太郎がこういうことを言い出すと、「たまにはいいこと言うじゃん」とか「モンゴル人が嫌いなだけじゃないのか?」とかいろんなことを言われるわけですが、石原慎太郎の発言は常に一貫しているんですよ。石原慎太郎にとって、全ての基準は「男らしいかどうか」なんです。

最近、「今度の選挙では候補者達の卑しい人格が透けて見える。戦の前に敵前逃亡、相手への逃げ込み、裏切り。まるで関ヶ原の合戦の時のようだ。その中で節を通した枝野は本物の男に見える」と枝野幸男を絶賛したのも「石原慎太郎らしくない」とか言われてましたけど、それこそが石原慎太郎らしさなんですよね。
その昔、梶原一騎が「軍部の拷問に耐え抜いた」という一点だけで共産党の宮本顕治を「男らしい!」と絶賛したのと同じで、そこに思想とかとは関係ないわけです。重要なのは「男らしいかどうか」の一点のみ!

今回みたいに貴乃花を評価するのも、「立場が上の人間に金物で殴られた子分を親分がかばう」=「男らしい」って判断しただけだと考えればしっくりくるはず。オカマ嫌いなのも、それでいてカルーセル麻紀とは交流があるのも、全部そういうこと。公式サイトの名前が「宣戦布告.net」なのも、これまでの暴言の数々も全部そう。石原軍団以上に「男らしさ」を基準にして生きているのが石原慎太郎なんだと思ってます。

文◎吉田豪

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