ほぼ週刊吉田豪 僕がなぜこれをRTしたのか

ボクがこれをRTした理由『2017年は「ラストアイドル」で自分が炎上した年でした』|吉田豪・連載第六回

2017年12月30日 

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吉田光雄‏ @WORLDJAPAN
『FLASHスペシャル』。「私自身は吉田さんには腹が立ったりはまったくないです。でも、吉田さんを叩いてる人には、ちょっとどうなんだろうって思いました。私のことを思っての発言なんだけど、やっぱり自分のファンがそんなふうに攻撃しているのを見るのは悲しかったですね」(ラストアイドル長月翠)
10:42 - 2017年12月26日

2017年は、ネット炎上ウオッチャーであり、炎上案件を拡散することで何度もその炎上に巻き込まれてきたボクが、『ラストアイドル』(テレビ朝日)という番組によって本格的な炎上を体験した1年でした。

4人の審査員の中から無作為に選ばれた1人が、ラストアイドルというグループの暫定メンバーと挑戦者の敗者追放ガチバトルをジャッジするという、この番組。努力型の正統派アイドル・長月翠と、沖縄育ちの歌うま野生児・蒲原令奈のバトルで、審査員に選ばれたボクが蒲原さんを勝者にしたら、ビックリするぐらいの大炎上になったわけです。

要は「合議制で指原莉乃は生まれない」(秋元康)という番組のコンセプト通りのジャッジだったはずなのに、視聴者側としては「指原は2人もいらねえんだよ! 可愛い子を勝たせろ!」って感じになってたみたいなんですよね。

その結果、Twitter上で「死ね!」とか「殺す!」とか書かれたり、脅迫DMが次々と届いたりで、大好きなエゴサーチがやってもやっても終わらない状態になったんですが(そして、それもいつものように拡散)、その直後にまた番組出演のオファーが入り、今度はラストバトルの審査員に選ばれたからテレビってホントこわい。

炎上したとき、「こんなことになったら吉田豪は二度と番組には呼ばれないな」とかネットに書いてる人が複数いたんですけど、テレビはそうじゃなくて、むしろラストバトルの予告編でも「審査員は吉田豪!」と煽ったりで、いい感じで利用しようとするものなんですよ......。

だからこそ「セカンドユニットも含めたラストアイドルファミリー全員集合!」と銘打った12/19池袋サンシャイン噴水広場でのデビューイベント(公開収録)にも、事前に何の発表もないままボクをシークレットゲストで呼んで、メンバーが出てきたとき以上に観客の怒号と笑いを巻き起こしたりとか、最終的にはメンバーよりも吉田豪を売り出したかったんじゃないかってぐらいの番組になっていったわけです。

なお、ボクが選んだ蒲原さんはネットで叩かれまくった影響もあってなのか活動を辞退することになり、敗者復活戦で勝ち抜いた長月さんがラストアイドルのメンバーに復帰。そんな流れもあったので、噴水広場のイベントでも司会の伊集院光さんに「今日も吉田豪さんが来てますよ」と言われるなり、長月さんが「なんで今日もいるの!」と返したりの抗争もスタートしたんですけど、実は長月さん、「私自身は吉田さんには腹が立ったりはまったくないです。でも、吉田さんを叩いてる人には、ちょっとどうなんだろうって思いました。私のことを思っての発言なんだけど、やっぱり自分のファンがそんなふうに攻撃しているのを見るのは悲しかったですね」と公言しているような人なんですよ。

そして、これはボクのことを叩いていた長月ファンというより、あのとき蒲原さんを叩いていた長月ファンに向けた発言なんじゃないかと正直思いました(それっぽいことをつぶやいて、すぐツイ消ししたことも有り)。

長月さん、Twitterでも、「こんなことを言うのは良くないとわかっているのですが、台本、と良く言われます。ちゃんと一人一人の表情とか涙とか見てもらうとわかると思いますが、台本があるならこんな辛いことはやりたくないです。ないからこそ、みんなが真剣になれると思います」とつぶやいたり、いろいろツイ消ししてから「毎日こんなツイートやめたい!!!!もっときらきらアカウントにしたいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」とつぶやいたりで、すごい感情がダダ漏れになるタイプで、そこが魅力的な人なんですよね。

なので噴水広場のイベント直後、「さっきは『なんでいるの!』とか言っちゃってすいません」と謝ってきた長月さんに、「全然大丈夫です。むしろ、あれが正解だったと思うので。実はボク、長月さんのTwitterが大好きなんですよ。ツイ消しも多いけど、ラストアイドルファミリーでいちばん面白いと思ってるぐらいで......」と言った瞬間、キッとした表情で「もう!」と怒られて、その反応も100点でした!

2018年も長月さんとの抗争は続くのかなー。


文◎吉田豪

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