あなたの年収は出会い系サイトのサクラに盗まれている! 裁判で明らかになった「ぼったくりバー」の手口に閉口

店にいた時間はそう長くありません。二人合わせても数杯しか飲んでいません。当然彼は支払いを拒みました。しかし男性店員数名に囲まれ威圧的な態度で、

「払ってもらえないと店から出せないんで」

「お前が頼んで飲んでんだろ! 逃げんな!」

などと迫られて恐怖を覚え、財布を差し出してしまいました。その後、彼は財布の中にあった現金すべてを出し、さらに店員に伴われて店舗近くのコンビニに行き足りない分を降ろして支払いました。

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ぼったくり条例違反で摘発された「BJK」では同じような被害が相次いでいました。サクラの女性が出会い系サイトやSNSで知り合った男性を店に連れてきて法外な料金を請求するという手口です。摘発を受けて逮捕、起訴されたのは店長の山中(仮名、31歳)、店員の丸山(仮名、27歳)、そして上記のマリナと愛子(仮名、25歳)の4名でした。

マリナの供述によると、

「メニューは必ず私たち女性に渡されます。メニューの中にある『罰ゲームドリンク』というページは絶対に男性には見せないようにしていました」

ということです。この『罰ゲームドリンク』のページに法外な値段のドリンクが載せられていて、サクラの女性はこのページのドリンクを男性に知られないように注文していたのです。

「適度な金額に達したら店からラインで退店するように指示が来ます。客の6割から7割は会計の時に支払いを拒みますが、脅して財布やカバンを出させていました。『殺すぞ』『殴るぞ』などと言っていました」