歌舞伎町がキレイになったと思いきや
21日、午後六時ごろ、新宿・歌舞伎町のカラオケ店で一人男性が銃殺されました。男性は住吉会系暴力団員とされ、暴力団同士の抗争に発展するのではという報道もされていました。
歌舞伎町と言えば、昭和から平成の中盤までは海外の観光客など皆無の街でした。東洋でもっとも栄えている繁華街であり、ヤクザと風俗と酔客の街というイメージでした。事実、最盛期、2000年頃、一説には2000人、20団体の日本中のヤクザがいたという話もあります。
確かに表層的には東宝シネマ、ホテルグレイスリーといった高級感を出そうという建物が建設され、街全体が変わったかのように見えます。
しかしそれはあくまで表面的。ヤクザの街であることは変わりないでしょう。広域指定暴力団三次団体組長は「全然、変わったよ。平和になったよ」と言っていましたが、その組長の事務所も歌舞伎町にあります。
今回の事件は、暴力団同士の抗争という声と、個人的恨みでの事件に及んだという情報も入ってきました。一説には女性を巡ってのトラブルとも言われています。
ともあれ、2020年の東京オリンピックを迎え、外国人観光客がますます増加するでしょう。平穏な解決を望みます。(文◎久田将義)
【関連記事】
●ホストがらみのトラブルが相次いだ2018年 現在はそれを専門に扱う弁護士まで登場 自殺者減少を望む
●歌舞伎町ホストの帝王亡き後、支払いできない客をSNSに晒す"公開処刑"が横行しているらしい
●歌舞伎町で女性が飛び降り自殺 通行人の男性は大怪我 彼女が最後に口にしていた言葉とは
> 社会・事件 > 外国人観光客に影響は? 歌舞伎町カラオケ店で銃殺事件は個人的恨みという情報も