ホストクラブで豪遊して負債を作って、自殺する人が増えていると報じられています。
ホストがらみの自殺がひと月に8件も? 「帝王」を亡くした新宿でいま何が起きているのか
「現実の悩みから逃避するために、睡眠薬や精神安定剤を大量に飲んで亡くなるケースもあります。また、見栄を張り続けて、周囲にも負債の存在を隠していたケースも。担当ホストにでもお友達にでも相談して、命を大切にして欲しいです」(ホストクラブ幹部)
ホストクラブでは飲食代を支払うお金を持っていなくても、身分証のコピーと借用書を渡せば月末等の期日までに支払えば良い売掛制度があるので、支払いが困難な金額まで使ってしまうという問題があるようです。
最近は、回収の仕方に変化が出てきているそうです。
「期日までに支払いできない女性客には逃げる人もいますが、LINEやTwitter等で探し人として晒されて拡散されて、指名手配のように辱しめられることも多々あります。最近では、風俗店やキャバクラで給料を高額前借りして逃げる人も増えているようです。SNSでの公開処刑増えているのも、女の子を追い込んでいると思われます。遊ぶ場所、友達を失い、街も歩けなくなる生き恥を晒すことになるからです」(歌舞伎町飲食店スタッフ)
『ミナミの帝王』気取りで取り立てに酔いしれて、女の子に暴力をふるったり、身分証を没収して紛失したりというトラブルホストもいますが、本人訴訟を提訴したりするケースも増えているようです。
「債権回収した額の半分を手数料とするヤクザ等の回収屋さんはいますが、割りが悪いし、リスクも高い。借用書を証拠にして、弁護士を立てずに裁判を起こします。大学生だと思っていた愛娘が除籍され、高収入の売れっ子風俗嬢になっていたことを裁判で知る気の毒な親御さんもいます。僕らも鬼じゃないから、債権額の五分の1を一括で払ってもらって、8割泣くという和解をしたこともあります」(ホストクラブ幹部)
法律事務所からも示談のケースを聞きました。
「債務者の家のポストが、債権者の督促状や裁判所からの呼び出し状で溢れていることもあります。不当に高額な債権額を減額することもできますから、逃げたり自殺したりしないで、債権者と示談することを多くの人に知ってもらいたいです」(弁護士事務所)
命を大切にするために、できることは色々あります。(文◎神田川涼香)
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