F1第14戦の韓国GPは4日、霊岩(ヨンアム)の韓国インターナショナル・サーキットで幕を明けたが、各国のメディアがその惨状を一斉に批判的に報じている。もっとも大きな問題は、観客がまったく入らないことだ。大会前には盛大にチケットが売り出されたにも関わらず、実際に売れたのは100枚足らずだった。マクラーレン所属のジェンソン・バトンは英ガーディアン紙にこう証言した。
「観客がいなくても走らないといけないのは非常に悲しいことだ。ファンが会場の雰囲気を作りだすものだが、韓国GPにそれを望むのは酷だ」
韓国GPの問題は観客が少ないことだけではない。大会を運営する韓国オート・バレー・オペレーション(KAVO)の姿勢まで問題視されている。開催地ヨンアムは人口6万人ほどの小さな町で鉄道すら通っていない一帯。宿泊施設すら満足になく、メカニックや報道関係者は強制的にラブホテルへの投宿を強いられている。しかも、それらのラブホテルではネットはつながらず、国際電話も使えず、英語も通じないという過酷な環境のようだ。
すでにF1関係者の間では、年に一度の韓国GPを罰ゲームのようにとらえる風潮もある。存続にすら疑問符を投げかけるのが、レッドブル所属のマーク・ウェバー。ガラガラのスタンドを前にして語った。
「F1イベントはクオリィを保つべきだ。韓国GPには誰も見に来てくれない。F1は品格あるイベント。品格あるドライバー、品格あるチームが必要。それらを守っていくべきだと思う」
ここまで酷評だらけの韓国GPだが、開催契約は2016年まで残っている。大会の「品格向上」が責務である。
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Written by 内村塩次郎
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