腰の入った体勢で射撃する幼児。訓練された様子が伺える。
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泥沼の内戦状態が続くシリア情勢だが、多くの民間人や子供が巻き込まれている悲惨な状況はほとんど伝えられていない。この戦闘には多くの子供が駆り出されていると言われていたが、それを裏付けるような映像が投稿されて衝撃を与えている。世界的国際テロ組織アル·カーイダは、AK-47機関銃を使用する4歳の男の子の姿を撮影した動画を公開した。
撮影された場所は戦闘によって荒廃した市街地。黒いスキーマスクを身に着けた男児は慣れた手つきで2発を連射。4歳児にAK-47機関銃は重いようで、銃身をフェンスに乗せて、よたよたしながら射撃する姿は幼児そのものだった。この幼児は「神は偉大である」と叫んでいる。アルバニアのジハード主義者の子供ではないかと見られている。
シリア内戦の人的被害を集計する「シリア人権観測所」は、この1月に子供358人を含む5794人が死亡したことを発表した。この数は月間最多死者数を記録した13年3月(約6000人)に迫る規模で、シリアの混迷は度を増していることが明らかになっている。
Written by 内村塩次郎
Photo by yourjewishnews.com
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