いま台湾で起きている「HIV感染騒動」は決して対岸の火事ではない!

2018年04月11日 AIDS HIV エイズ 台湾 日本

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 台湾東部の台東市で、保健局が身に覚えのある人に至急HIV検査を受診するよう注意を呼びかける事態となっています。

 事の発端は、台東の警察がタイ人女性(24)を売春の容疑で逮捕してHIV検査を受けさせたところ、陽性反応が出たことでした。

 問題は、この女性が相手をしたどこにいるか分からない男性たちです。保健局は、この女性の「サービス」を利用した身の覚えのある人、とくにコンドームを使わなかった人に対して、3か月以内にHIV検査を受けるように現在必死に注意を呼びかけています。


決して日本も他人事ではない案件


 日本では2013年7月から15日を超えない短期滞在での活動を目的としたタイ国民にビザ免除を開始してからタイ人観光客の姿が目に見えて増加しました。このようなビザ免除で外国人観光客を誘致する施策は最近多くの国で実施しています。

 台湾も蔡英文政権が推進する東南アジア諸国からビザ無しで台湾を訪問できるようにする「新南向政策」の一環で、2016年8月から観光目的のタイ国民に対して入国ビザを免除する措置を開始しています。以来、タイ人観光客がやはり増えている状況です。

 しかし国際的な売春ネットワーク組織はそんなビザ免除の施策を悪用して、女性を各国へ短期で渡航させて売春を行う手口で稼いでいるとのことです。台東にも2~3の組織があるようです。

 件のタイ人女性も例に漏れず、3月11日に観光客として台湾に渡航した後、台東で13~22日の10日間に売春婦として働き、何十人もの客の相手をしていたのです。客を取る手段はスマホのLINEでした。逮捕後の4月2日、この女性にHIV検査を受けさせたところ、結果は陽性。警察は女性をタイへ強制送還しました。

 実は日本でも同様の手口が確認されています。やはり短期滞在のビザ免除後にタイ人女性を観光目的で入国させた上で風俗店に斡旋したブローカーが摘発された事件が起きています。
 2020年東京オリンピックに向けて、さらにこうしたケースが増加するかもしれません。(取材・文◎赤熊賢)

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