一日置いた日本メディアの論調は、アメリカの各メディアのクールな記事に「やらかしてしまった」とばかりに、必死に手のひら返しをしているようでした。
特に現地レポートに行った各キャスターたち。「いよいよ歴史的瞬間が訪れようとしています!」と、その場に自分が居合わせた高揚感が伝わってきました。「その場にいる自分てスゴイ」というような満足感です。特に昼間のワイドショー女性キャスターにそのような高揚感が見られました。
金正恩氏の国際デビューはぎこちなく、「それをアテンドしている俺」とばかりのトランプ大統領のドヤ顔だけが目立った、ショーを見せられているだけでした。
北朝鮮は元々、
1、逮捕された後、たったの4日で処刑されてしまった北朝鮮のナンバー2・張成沢(チャン・ソンテク)の件があったり、
http://tablo.jp/case/international/news000925.html
2、他国の国民を拉致し、それを「解決済」と開き直る国家です。
3、兄の金正男がついこの間、暗殺されました。
金一族で牛耳る独裁国家に、とても何かを信託する事は出来ないでしょう。
特に2の拉致は日本の国家として、国民を迫害した重要な「犯罪」です。合意文書には記載されておらず、トランプ大統領は口頭で拉致問題に触れたと会見で言っていましたが、「そう言えば拉致問題も宜しく」くらいのニュアンスだったのでは? というのは安倍総理の囲み会見で「やはり直接会って解決すべき問題」と答えている事からも推察できます。
トランプ大統領は、世界のひのき舞台にデビューした子供、金正恩氏のエスコート係でした。
小泉訪朝の際は、レインボーブリッジや辻元清美立憲民主党幹事長とかつては密接な関係にあった出版社、第三書館も動いたのでは、と言われていました。ブローカーが暗躍しました。現在は小坂氏のような北のブローカーの存在は今のところ、いません。拉致被害者家族にとっては、ブローカーだろうが何だろうが、一時間でも早く返して欲しいと願う中、安倍政権としてはなりふり構わず、北のパイプ役を探して日朝会談の際は既に、拉致被害者を帰国されるという文言を入れなければ、側近を処刑したり、兄が暗殺される国家を相手にする事は至難の業と思われます。(文◎編集部)
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