【相撲協会の聞き取りを拒否】貴乃花が叩かれまくるテレビの風潮ってあまりにも酷すぎませんか?

2017年11月23日 

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余りにも貴乃花が叩かれ過ぎているのでパソコンを開く事にしました。

貴乃花の性格もひねくれているのでしょう。対応も良くないのでしょう。声明を出さないとか。相撲協会の聞き取りを拒否したとか。

しかし、テレビの取材歴何十年のおじいさん相撲記者たち、おじいさんでなくても中年の男女問わず相撲記者や関係者たちが、貴乃花のボロクソ言うのはちょっと酷すぎませんか?


これって刑事事件ですよ。


あ、それも非難の一つでしたね。
「その前に相撲協会に報告しろよ」っていう。

ではプロ野球は? バドミントンは? 柔道は? 暴行に賭博に準強姦。刑事事件の案件ですが、その前に日本バドミントン協会にNTT東日本が、日本野球機構にジャイアンツが、全日本柔道連盟に九州看護福祉大学が報告するのですか? 

しませんよね。相撲は特別ですか? 国技だからですか? プロ野球も国民的行事ですよ。バドミントンも柔道もオリンピック競技ですよ。国の代表ですよ。国技ならなおさら、襟を正さなければならないでしょう。

処分は、相撲協会が決める訳です。前述のバドミントン桃田選手もジャイアンツ山口投手も「甘い」という意見があります(内柴氏は実刑判決でしたが当然でしょう)。日馬富士は朝青龍などの前例を考えれば、引退勧告になる可能性が高いと思いますがそれは協会に任せましょう。

理由はどうあれ日馬富士の暴力はダメに決まっているじゃないですか。日馬富士も暴行を認めています。既に任意で事情聴取されている案件です。なぜそこを飛び越えて「貴乃花が悪い」だけの風潮になるのでしょうか。


気色悪い。


漫画「喧嘩商売」(木多康昭著・「喧嘩稼業」としてヤングマガジン連載中)にこんなシーンがあります。

プロレスの入門テストを受ける際、ある若者がスクワット一万回させられへとへとになった後、ベテランレスラーに「かわいがり」をさせられそうになります。が、若者は逆にベテランレスラーの腕を脱臼させてしまいます。当然「オマエ、何やっているんだよ!」と周りから責められますが若者はこう言います。

「プロの厳しさを教えてやるとか言ってたから......世間の厳しさを教えてやろうかと思って......」。

相撲協会も御用記者もべったりの関係者も世間の厳しさを知らないのではないでしょうか。それでも相撲は特別ですか? この風潮はいつかもっと酷い事が起きる気がしてなりません。 

文◎久田将義

 

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