【ワイドナショー】松本人志の『日馬富士擁護論』を読み解く【批判の嵐!】

2017年12月04日 

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日曜朝の人気番組「ワイドナショー」(FNN系列)で芸人・松本人志が、
「日馬富士は引退する必要はなかった」
「殴って育つのがお相撲。致し方なかったんじゃないか。日馬富士を支持する」
といった発言をされていました。


相撲と芸能界は似ているのかも知れません。十代~大学卒業ぐらいから、弟子入り。吉本は弟子制度がありませんが、世間と一線を画すという意味で似ています。松本人志はそういう観点から発言したのでしょう。

松本人志はラジオで以前から構成作家の高須光聖と社会的な事象について積極的なコメントをしており、天才ぶりがそのままコメントに現れる時があります。ある意味、今回のコメントも彼の天才性ゆえかも知れません。

ただ、殴って殴られるのが相撲という見方は少し違っていて、今回は芸能人同士が酒の場で喧嘩したわけではありません。
絶対的地位のある人間が逆らえない人間に対して一方的に痛めつけた訳で、喧嘩ですらないのです。怪我の具合から、これは刑事事件として送検されても仕方ないでしょう。ここは松本人志の論が世間では通じない点です。

しかしながら、彼らしいなと思ったのが最後の「日本人力士が強くなれば良い。日本人の横綱が3人、4人と出てきたら、モンゴル人同士が酒を飲んでようがどうでもよくなるんですよ」という趣旨でした。これは元も子もないと本人も言っていますし極論ですが、正論です。


貴乃花親方も、それを望んでするはずです。貴ノ岩を出身国は違えど、「母体はこの日本にある。肌の色は違えど大相撲の精神を注入する」という事を言っています。
貴乃花にしてみれば今回のことは「大相撲の精神」がない人間たちの振る舞いだったのです。それを我慢できず、また協会への反旗(に見える)を掲げる事になったのではないでしょうか。(文中敬称略)


文◎編集部

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