Aさんの鬼気迫るツイートにマスコミ各社が醜くぶら下がることになる(下段参照)
新幹線内で男が乗客を次々と刃物で切りつけ、3人を死傷させるという事件が発生してしまいました。
事件が発生したのは9日午後9時50分頃、東海道新幹線「のぞみ」12号車通路側に座っていた小島一朗容疑者(22)が突然立ち上がると、窓側に座っていた隣の女性客を刃物で切りつけたのです。
女性が逃げ出すと、続いて通路を挟んで隣りに座っていた女性を切りつけ、これらをかばう形で小島容疑者の犯行を止めに入った30代の男性が首や肩に深い傷を負い死亡。
新幹線内の事件としては2015年6月末に発生した焼身自殺騒動も記憶に新しく、新幹線乗車時のボディーチェックや金属探知というセキュリティ面の強化も叫ばれていますが、発着便数の多さからこのような対応も難しい状況にあります。
同時に、この事件で叫ばれているのがメディア不信。
偶然にも小島容疑者が事件を引き起こした座席の前の席に座っており、110番通報も行ったという乗客(以下:Aさん)を取り巻くテレビメディアの言動に注目が集まっています。
Aさんの語る現場を至近距離から目の当たりにした生々しいツイートには以下のようなものがあります。
『(パニックだったので記憶に自信がもてないが)犯人は怒声、怒号を発するでもなく、無言で刃物を振り下ろしていた。そして被害者も助けてくれとかやめろとか叫ぶでもなく、ただもみ合っていたように思う。こういってはなんだが、奇妙な光景だった。
新幹線の事件、報道各社の記事は「人が刺された」となっているが正確ではない。凶器は錆びた菜切り包丁(もしくは鉈)みたいな刃物で、先は尖ってなかった。犯人は被害者を刺したのではなく、切りつけ、叩きつけていた』
この鬼気迫るツイートに群がる形になってしまったのが大手メディアの取材クルー。
「とくダネ!」「共同通信社会部」「テレビ朝日報道局」といった錚々たる顔ぶれが、こぞって
「フォローしていただきDMでやりとりさせていただけますでしょうか?」
といった判で押したような取材申請を出したため、それを見ていた者たちから異論が噴出したというもの。
・突然フォローを要求してくる人たちなんなん?
・アイツら取材が終わったらサッサとフォロー外すんだろ?
・自分で取材しろ
・YouTubeにアップするとメディアはYouTubeに許可取るだけで勝手に使えるってマジ?
・twitterの写真使うだけで取材してる気になってるマスコミwww
・申請するのも許可得て使うのも構わんが謝礼のガイドラインを明確にしようや
また、報道陣の多用する文面があまりにも定型文なため、これらを報道風なハンドルネームでコピペ投稿し、対象者を惑わすような愉快犯も横行してしまいました。
Aさんも最終的には、「テレビの取材を受けたことは後悔している」と語っているようですが......。
やはり、しっかりとした取材経緯や使用用途の説明、そして明確な謝礼と考える時間を用意することが筋道と言えるのかもしれません。(文◎編集部)
心労からだろうか、後悔するような内容をAさんはツイートし始めた
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