大阪地震 関西マスコミはただのハイエナと化した 報道? いいえ、あなたたちはただの「糞テレビ屋」です

2018年06月18日 テレビ屋 ヘリ マスコミ 報道

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 同じ関西の血が流れるものとして、『阪神大震災を経験した俺たちなら分かるはず』という気持ちを持ち続けていましたが、私はその考えを改めなければいけないと思いました。

 あの時、『パペポTV』が客を入れず、笑い声がいっさいないしんと静まり返ったスタジオで収録された回は「痛烈なマスコミ報道批判」でしたが、関西人は「矜持」とも言うべきあの放送をとうに忘れてしまったようです。リアルタイムであの放送を見た幼かった私は涙し、絶対にあんな大人になってはいけないと誓った日でした。

 しかし、あの伝説の放送をした「よみうりテレビ」自身が、そのことを忘れてしまったようです。



「阪神の時よりは時間短かった、そやけど、揺れはあの時より大きかった思う!」

 通常の電話が繋がらないので、LINEから連絡した高槻寄りの京都の親類がそう話してくれました。
 2018年6月18日7時58分、大阪北部を中心に最大震度6弱の地震が発生しました。前日には群馬県でも震度5弱の地震が発生していましたので、何かとても嫌なものを感じたのは私だけではないはずです。
 現在と1995年当時は震度の値が異なっているので単純に比較はできませんが、震度6弱という大きさの地震は大阪ではかなり珍しい部類です。当時は神戸や洲本が「震度6」と発表され、その後その中に震度7地帯が存在すると言われていました。

「阪急・茨木市駅の写真がSNSにあがってるで」

 兄弟からの連絡で検索してみると、なるほど、駅の電光掲示板がホームに落ちている写真が上がっていました。その周囲の人が気にもせずスマホを弄っている写真だったので、デマかもしれないと思い調べていましたが、どうやら本当であろうことが分かってきた時、初めて「ヤバいんじゃない?」と思い始めました。

「うち、10階やのに、エレベーター止まってる!」

 友人からの連絡が入りました。彼の場合は大阪南部だったので余裕こいていたらしいのですが、自宅に戻って来たらこの有り様で、死に物狂いで階段を登ったようです。10階で良かったですよ、まだ。

「車で出勤してたら『オカマ掘られた!』と思ったんやけど、地震やったわ!」

 先輩からのLINEです。いちいちウケを狙っているような物言いでごめんなさい、でも関西人ってこういう言い方をするんです。辛い時も「きっついわ〜〜」とか「死ぬか思た!」とか言って笑おうとするんですよね。アホなんです。

「京阪乗ってたら、降ろされて、線路歩かされました〜〜! めっさしんどい」

 後輩からの連絡です。「無事やったら良かったやないか。動画撮っとけ」と返信します。親類・友人たちが見事に震災の被害に遭っていました。無理もありません、出勤ラッシュ時のど真ん中で起こったのですから。



 しかし、情報を見ようとテレビを点けた瞬間に私は猛烈な怒りを感じました。

『火災が発生しています! 高槻市の民家が燃えています!』

 最初に見たのはフジテレビ、ですから現場で撮影しているのは関西テレビでしょう。あろうことか、ヘリを飛ばしているのです!

 その後、NHK、日テレと見ていきます。よみうりテレビ(日テレ系)などは、火災の真上からその映像を撮影しているのです。もう...怒りが沸点に到達してぶっ倒れそうになりました。


 関西の報道人は、この23年間、何を考えて生きてきたのでしょうか。

 あなたたちは、もう終わっています。

 あなたたちは、人殺しです。


 地震が起きた直後、地上では必ず安否確認というものが行われます。家族は全員無事か? 少し遠くにいる親戚は? 友達は?
 もし、建物が倒壊したり、部屋の中の物が倒れた場合、埋もれている人を探すには「声」が頼りなのです。しかも、最初の72時間がとても重要と言われていますよね。とにかく早く救出すれば命が助かる確率は上がります。とても単純な話、
「おーい、誰かいるかー!」
という声や、
「助けてー、ここにいるよー!」
という声が『命綱』となるのです。

 阪神大震災の時、いえ、東北も新潟も熊本も同じです、マスコミのヘリの音がうるさすぎて、この頼りである『声』がかき消されてしまったのは、あまりにも有名な話ではありませんか。

 ましてや!

 火事の上でヘリを飛ばして、ご丁寧に「風を送る」とは何たる失態、言語道断なわけです。マスコミのやっていることは鬼の所業なのです。

 彼らがやりたいことはただひとつ。
 他社より抜きん出て「いい画」が録りたいだけの話。それを報道と呼べるでしょうか。この人たちはマスコミでも報道でもなく、ただの「テレビ屋」なんですよ。

 それでも「ヘリが飛んでもいいじゃねえか」という人もいます。きっと涼しい部屋で他人事のように映像を楽しんでらっしゃるんでしょうね。あの渦中にいたこともなければ、大切な家族や友人もいない人なんでしょう。こういう奴は一定層いますし、むしろこういう奴がマスコミに勤めているのではないでしょうか。


 災害時に地上の人命救助を妨害しない。
 これ、報道の基本の「き」だと思うのですが、どうやら彼らは基本も知らない素人が、基本を知らない素人にアウトソーシングしているようです。じゃあ、存在意義はないのではないですか。

 関西のマスコミは終わりました。(文◎編集部・岡本)

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