一連のオウム真理教事件の首謀者であるとして、2006年に死刑が言い渡された麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚。
6日朝ほど、法務省より松本智津夫死刑囚の死刑執行、そして中川智正死刑囚、早川紀代秀死刑囚という3人の死刑執行が相次いで発表されただけでなく、この後も井上嘉浩死刑囚、新実智光死刑囚の執行が。さらに、2人のオウム死刑囚の執行が予定と計7人の死刑が執行される見込みである言います。
この死刑執行、さらには松本智津夫死刑囚だけではない一斉執行をロフトプラスワンWEST(大阪府大阪市中央区)にて開催されたイベント「上祐史浩と観る宗教映像ナイト2018〜新春特大号〜」で予見していたのが、元オウム真理教幹部信者として知られる上祐史浩氏でした。
そこでは司会のニポポ氏より
「一般的には死刑が執行されると神格化が進むと言われていますが」
との問いに対し、
「既に神格化された存在なので改めて神格化されることはない。逆に死刑を止めることが出来るということを匂わせているため死刑をしないことのほうが神格化につながる」
との言葉があった。
また、麻原彰晃遺体の引取先を巡る争いには上祐氏も注目しているようで、
「麻原の妻と次男派、三女と長男派の火種になる」
との見解を持っているよう。
実際に遺体の引取先を松本智津夫死刑囚本人が指定していない可能性は高く、通常の流れであれば妻と6人の子どもへ順次に相談が行く形になります。
しかし、もちろん松本智津夫死刑囚の遺体は教団内で価値のあるものとされる可能性は高いため、法務省としては後継団体に行かないよう引き取ってもらいたいとの思惑があります。
また、同イベントで上祐氏は松本智津夫死刑囚が残した著作物を引き取るのが誰になるかという点にも注目しており、この行方如何では今後経典を使えない派閥が発生してしまう可能性もあると語りました。
注目の上祐史浩氏会見はまだ未定のままですが、来場者からの質問にも回答がある同イベントの次回開催には既に開催告知があります。
この8月6日開催のイベントで上祐氏は何をどのような表情で語ることになるのだろうか。(文◎編集部)
2018年8月6日(月)
大阪ロフトプラスワンウエスト
宗教映像ナイト番外編! 『オウム真理教を信者グッズや映像と音楽で振り返る オウム真理教ナイトSP!』 より
【出演】
上祐史浩(ひかりの輪代表/元オウム真理教信者)/ニポポ(exトンガリキッズ)